スタートアップ経営者よ。冬に備えろ

さとなおさんのスライドが話題になっている。

私は、これと同じことを、私が勝負しているスタートアップの、特に、ビジネス責任者に向けて問いたい。

冬に備えて準備をしろ!と。

スタートアップに資金が流れ込んでいる今だからこそ、オリンピック前の好況だからこそ、見るべきスライドがある。2008年に米セコイア・キャピタルが発表した「RIP GOOD TIMES」という名前のスライドである。

要点は、次のとおりだ。

景気は循環し、バブルは崩壊する。そして回復には長い時間がかかる。だから、そこに備えて生きろ

私自身もドットコムバブル崩壊、リーマンショックをビジネスの責任者として経験し、生き残ってきた経営者の一人である。そしてそのたびに見返してスライドである。

売上は急減する。コストは急に削減できない。企業経営は逆回転をし始めたらものすごく速い。売上は急減し、回復するまでに時間がかかるのだ。

(スライド42ページ目)

そして、コストを削減できないところは突然死する。今すぐコストを削減すれば生き残れる。

(スライド49ページ目)

生き残りを欠けて何をしなくてはいけないのか。それは

「シェア拡大→資金保持」

である。

(スライド46ページ目)

一つしか残せないとしたら、自分たちに絶対必要な製品は何なのか?
ビジネスモデルをどうしたら一日でも早く確立できるのか?
取り組む市場を理解する。
顧客の支払い力を理解する。
競合に対する理解を深める。
現金の重要性を理解する。
利益の必要性を理解する。

まとめると

持ってる金を死んでも離すな!無駄な金は1円も使うな!金儲けに必死になれ!

ということになろうか。

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