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子供を1人で育てていくと決めたときの話

ついに...ついにnoteを書く順番が回ってきました...!
CASTER BIZ recruitingでリクルーターをしているゆかちです。

第一回目の投稿なので、自己紹介を兼ねて
わたしがキャスターと出会ったときのことを書いていこうと思います。
(ブログ世代なので、書き方がnoteぽくないのはご愛嬌でお願いします)

わたしは今シングルマザーとして2歳の息子を育てています。

母子家庭になるのは、わたしの人生計画上想定していなかったことでした。
今でも、ん?夢かな?と思っているほどです。
人生何があるか分からない、と思いながら毎日を過ごしています。

数年前の初夏。
「ふむ...
どうやらわたしは一人で子供を育てていくことになりそうだぞ...」
と察した時、息子は1歳。
わたしは無職でした。

実家を出て上京してもう10年以上。
落ち着いた場所で子育てをしよう、と相談して決めた
都心から離れた郊外のアパートの一室で
言葉も分からない息子を抱きながら
わたしは1人ぼっちでした。

とっさにスマホを手に取りTwitterで呟きました。

「子供を一人で育てることになりそうなので仕事さがしてます」

相談する人もいない、弱音を吐く相手もいない。
全世界に向けて発信することじゃないかもしれないけど
そうでもしないとやっていられないという気持ちでした。

わたしは仕事が好きでした。
これまで関わったどの仕事も、社内外のどの人間関係も大好きでした。
好きすぎて労働時間をあまり気にしないタイプでした。
なので、子供を授かりたいと思ったとき
仕事を辞める決意をしました。
好きなもの2つを両立する自信がなかったからです。
どちらかに時間を割くことが
どちらかの時間を奪っている
と、考えてしまうであろう自分に耐えられないと思ったからです。
好きなものには全ての時間とパワーを使いたかった。
それであれば、その時しか見れない景色を子供と見よう。
そう思い育児に専念しようと決め
当時20人規模だった大好きなスタートアップ企業を退職しました。
(厳密には理由は様々ありましたが、それはまた別の機会に)

仕事を辞めることは難しい決断ではありませんでした。
育児はその時しかできない。
けれど、キャリアはこれまで頑張ってきた過去の自分が
いつか未来の自分を助けてくれる。
そう思えたのです。

でも、状況が変わりました。
1つのことに注力★とか、両立むりぽ★とか
言ってる場合ではなくなりました。
働かないと、食っていけません。生きていけないのです。

さあ、どうやってこの子を育てていこうか。
わたしには何ができるだろうか。
わたしはこれまで何をしてきただろう。

そう考えたとき、小さな絶望を感じました。
これまでは転職やキャリアについて考える際
やりたいこと×できること×求められていること
この3つを考えバランスを取りながらも
やりたい事を主にして動くことができました。

でも今回はそうはいきません。

わたしがやりたいことは、
・ITベンチャー、スタートアップ企業で働きたい
・人事・採用・広報の経験を活かしたい
これまでやってきた
・IRの知識経験
・新規事業創出
・経営企画視点からのモニタリング
・M&Aにおけるデューデリジェンス
こんな経験も役立てられるかもしれない。

しかし、子供を育てながら母親一人で働くということは
時間的制約が大きいです。

これまでのように終電時間まで残業することはできません。
(いや、みんな普通にしないほうがいいのですが)
これまでのように週末溜まった仕事をしに出社することもできません。
(これも個人的に好きでやっていただけなのでお勧めしません)

逆に、毎日お迎えの時間を気にしておかなければなりません。
予測がつかないタイミングで保育園から呼び出されることもあるでしょう。
どんなに仕事が中途半端でも、どんなに大事な会議を予定していても、
子供にとってわたしが必要なシーンがきたら、行くしかないのです。
夫婦で交代で、というわけにもいきません。
いつもわたしばっかりだから、たまにはあなたが面倒見てよ。
なんてやりとりすらないのです。
選択肢はないのです。100%わたしなのです。
息子にとって頼れる存在はわたししかいません。

家族構成関係なく、
限られた時間の中で、実力を存分に発揮し、成果を出す。
なんとか工面して両立させる。
それができている方もたくさんいます。
でも、わたしにはできる自信がなかった。

やろうと努力することもできたかもしれない、
けれど当時のわたしには理想と現実の間で苦悶する自分の姿しか
想像できませんでした。

だめだだめだ。
地元に戻ろう。
家族の力を借りて、子育てをしよう。
そのほうがきっと子供にとっても、自分にとっても
精神的・経済的・環境的に良いに違いない。

生活する場所を変えて考えることにしました。
それと同時に、漠然とした不安と諦めを覚えました。

わたしが帰る場所にはITベンチャーもスタートアップ企業もない。(多分)
人事・採用・広報など、本社機能とする職種を求めるところはあるのか。
選択肢はぐっと減るだろう。
わたしが胸を張って言えるこれまでの経験を
価値だと思ってもらえない可能性もある。
やりたいこと、できることを活かせないかもしれない。
でも、自分が田舎に帰ることを選んだのだから仕方がない。

自分がやりたいこと、できることを二の次にしても
息子にとって穏やかで安心できる環境であることが最優先でした。
そのためなら、思い描く自己実現ができなかったとしても
求められた環境で何かできることを・・・。

悶々と考えながら息子を寝かしつけているとTwitterの通知が鳴りました。

「突然すみません。ツイートとプロフィール拝見しました。
もしよければお話しさせてください。弊社フルリモートかつ働く時間なども柔軟なので、もし何かご縁あればと思いまして」

全く面識もなかった キャスター取締役COO、
当時CASTER BIZ Recruitingのマネージャーをしていた石倉からのリプライでした。

わたしのあの、悲壮感と絶望に満ちた呟きが...誰かのもとに届いた。
という驚きとともに
経験を記載したプロフィールを見て声をかけてもらえた。
という感動がありました。
過去の自分がやってきたことが未来の自分を助けてくれたと感じた瞬間でした。

これがキャスターとわたしの出会いです。

今でこそ多くの人が知り、実行しているリモートワークですが
数年前まではその働き方のイメージを持ってもらうことも大変でした。

石倉は初対面(オンライン)でリモートワークでできることの幅広さを説き
「場所や時間にとらわれない働き方」があること、
わたしのやりたいこと、できることを諦めなくて良いこと、
求められている場所があることを教えてくれました。

下記は、石倉が代表を務めた株式会社働き方ファームの想いであり
当時わたしが感銘を受けた考えたです。
(株式会社働き方ファームはキャスターの子会社であり、CASTER BIZ recruitingにノウハウを提供していました)

「働き方を選べる社会に」
これが私たち働き方ファームのビジョンです。
人それぞれに働き方の選択肢があって良い、もっと働き方はグラデーションがあってよい、そう思っています。
テクノロジーの力を最大限使い、場所や時間に限らずに働ける仕組みやルールを作っていくことで、スキルの高い人、実績のある人だけではなく、働くすべての人が「働き方」の選択ができる社会の実現に少しでも貢献できたら嬉しいです。

「場所や時間にとらわれない働き方」

このおかげで、わたしは今
田舎で家族と共に、息子の成長を見守りながら
全国のITベンチャーやスタートアップをはじめとした企業さまの
採用支援に携わっています。

ちなみに、
数年前の悲壮感漂うツイートは羞恥心のあまり、
その多くを消してしまったのですが
キャスターとの出会いのきっかけとなったやり取りだけは
なんだか感慨深くて残してあります。へへへ。


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