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本当のことが言えない

小さい頃から、話すことを必死に練習してきたことによって、誰にもASだとは気づかれずに、ある程度普通に話せるようになってからは、前と比べたらそこまで話せなくても落ち込むということはなくなりました。
*AS…アスペルガー症候群の略。以下AS

それでも、「この障害、やっぱきついな…」
と思ってしまう特性がありました。

最近まで、それが性格なのか障害特性なのか、ずっとわからずに悩んでいました。


例えば、誰かに何かを言われたとします。

それを知らないのに、

「あ、はいはい」

と知っているフリをしてしまいます。

たぶん、これは健常者の方でもあると思います。


逆に、

「○○って知ってる?」と聞かれて、知っているのに

「あ、知らない」

と言ってしまう時があります。


これらは、すぐに訂正できればいいのですが、会話のキャッチボールを意識している私は、話が先に進んでしまうと、訂正できなくなってしまうことがあります。


たぶんこれは、

「頭の中で質問内容の処理ができる前に回答してしまうから」

だと思います。

早く答えないと、別の人が会話に入ってきて、話が流れてしまう可能性もありますし、2人だけで話していても、話が先に進んでしまう可能性は非常に高いから、急いで答えてしまうのです。


これは、本当に悩みました…。

だけど、知っているフリをするのは、健常者の方でもあると知っていたので、ずっとどちらなのか悩んでいました。

で、最近になって、その状況が以前よりも起こるようになってきたので、本当にどうしようか悩み始めていました。


考えられる要因は、

「以前よりも英語を浴びるように聞くようになったから」

英語を学んでから、日本語もなめらかに話せるようになったと感じるので、第二言語を学ぶことはとてもおすすめなのですが、1ヶ月くらい前から、かなりの時間英語を聞くようになったので、それが原因かな?と思っていました。

それをこの間、主治医に聞いてみました。

そしたら、

「それは、障害特性の可能性高いですね…」

と言われました。


「障害特性の可能性高い」

という意味は、

「人によって、同じ発達障害でも、障害特性の出方が違う」

という意味だと思います。

人によって、性格が全く同じ人は誰一人いないというのと同じことです。


それで、そういう場合どう対処すればいいか教えてくれたのですが、それは前に何度か試したことがある方法でした。

「訂正は、後でする」

できる限り同じ日の方がいいと思いますが、

「さっき○○って言ったけど、本当は○○なんだ」

と訂正するようにします。

聞かれた時に答えられなかったとしても、後で訂正すれば、おそらく問題はないかと思います。


発達障害の障害特性は、完全にはよくならないけど、私の経験上、かなり努力をすれば、80%くらいはよくなるんじゃないかと思っています。
*人により、割合は異なると思います

でも、直らない部分は、それをカバーする方法がきっとあるはずです。

その方法は専門医や経験者の方々に聞いてみましょう。

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