「ハウス・オブ・グッチ」を観ました

映画鑑賞備忘録です。

2022年2本目は「ハウス・オブ・グッチ」。

タイトル通り、グッチ創業家の話です。創業家の人間が経営から締め出される要因となった90年代のお家騒動を基にしたフィクション作品。事件の詳細はグッチのWikipediaに大筋が記載されています。

なんといっても主演を務めるレディー・ガガの華ですよ。グッチ家にとってのファム・ファタール、パトリツィアは自由で大胆かつ計算高い振る舞いによってマウリツィオ・グッチを籠絡していく悪女ですが、レディー・ガガはこの強キャラにマッチした存在感を見せつけています。女優としての顔もすっかり板についているなと思いました。

ストーリーはかなりテンポよく進み、展開も多いので上映時間が160分もある割にはあまり退屈せずに観られたのが良かったです。冷静に考えると、これが現実に起きた出来事だってことに驚きますよね。

それにしても、事実とはいえこんなスキャンダラスで創業家にとってネガティブな内容なのに映像化の許可とか出ているのかな？と観賞中に思ったのですが、普通に創業家は抗議している様子。まぁ、そうなりますよね。