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腰痛は、内臓疾患の可能性がある

半年以上、定期的にやってくる謎の腰の痛みに悩まされていた。単なる「腰痛」だと考え暮らしていたが、ある日ひどい痛みで鎮痛剤も効かず再度病院へ行った際、MRIを受けると「水腎症」であることが判明。
そんな私の経験(現在進行中)を共有すると共に備忘録として書き残そうと思う。
ぜひ、「腰痛」に悩まされている人は一度しっかりと検査をすることをオススメしたい。

1.謎の腰痛の出現

異変が起こったのは、2021年12月末。年末に実家へ帰省していた時だった。
帰省中、いつもと変わらずオンラインで仕事をゆるく行っていたが、なんだか腰が重い。しかも片側だけ。これまでも重たく感じることはあったので、いつものことだと軽く考えていた。
しかし、なんだか様子がおかしい。痛みがチク、チクと発生している。体は動くが、腰が痛い。あれ?なんかおかしい。

① 酷く痛む腰と脇腹

年が明けても様子はおかしい。それどころか、悪化している。
右側のみ腰が痛く、脇腹も痛い。「う~。。。」と唸るくらい痛みが酷かった。だが、歩けるし、食欲もある。ただ、常にずっと痛く、夜も寝れない。
座りすぎ&姿勢が悪かったから腰に負担がかかったのだと考え、急遽マッサージを予約し、ほぐしてもらうことにした。

元々肩こりもあり、マッサージでスッキリ!
と思ったが、それほど痛みが取れた感じはせず、痛いのは痛いままだった。病院に行きたくても年始で休みばかりだ。とりあえず、大阪の自宅に帰り、近くの整形外科が年始の診療再開するのを待つことにした。

② 整形外科の受診

痛みがまだ継続していたため、年始に近所の整形外科を受診した。
「腰が痛くて、寝れないんです。」と伝え、レントゲンを撮影。
結果、骨に異常無し。これで一安心!
やはり単なる腰痛。筋肉が炎症しているのでしょうとのことで、鎮痛剤を処方してもらった。
1週間程度様子を診て、痛みが続くようであれば来てくださいとのこと。
よし、1週間くらいでこの痛みとはサヨナラできるのか!と安心した。

③ 腰の痛みが治まる

鎮痛剤を服用し、数日後。
腰の痛みは薄らいでいた。病院に行ってから1週間経った時、唸るほど痛いわけではなく、痛みも和らいでいたため、再度病院に行くことはしなかった。
夜も寝れる、痛みも少ない、仕事もできる。
これなら大丈夫!と考え、やはり無理な姿勢で仕事をしていたのかな?と勝手に自己完結した。

そう、これから始まる腰痛発作のことなんて知らずに……

2.腰痛の再発

酷い腰痛があったことなんか忘れ、仕事をしていた時、また腰の違和感が発生。ストレッチして緩和させておかないとと思い、Youtubeで腰痛に良いストレッチを調べ、実践していた。

① 違和感は痛みへ

腰の違和感が出るのは、右だけ。でも足組む癖があるからその影響だ!と考えストレッチを継続。
翌日、腰痛が悪化していた。結局、ストレッチで予防できなかったかと落胆した。2回目となるとそれほど焦りもない。唸る痛みではあるが、鎮痛剤飲んで、炎症しているからラクにしようと寝ていた。
フリーランスだから、打ち合わせなどの予定が無ければ自由に休める。腰痛がきても休んで回復したら仕事しようと安易に考えていた。

② 痛みの繰り返し

腰痛はそれから何度も繰り返され、何度も回復していた。
痛みはいつも右側だけ。痛みが出ると横になっても、立っていても、座っていても、姿勢を変えても何しても痛い。
どんな痛みか?とよくきかれるが、とにかく鈍痛が続いている状態。
生理痛ほど刺されるような痛みではない。ただ、鈍い痛みが続く。発狂はしないが、呻く感じだ。
それが不定期に発生していた。月に1度の時もあれば、1週間に1度の時もある。痛みが出たと思えば、翌日には治まることもあり、3日以上継続することもある。本当にわからない状態だった。

単なる腰痛と考えていたが、痛みに耐えるのに限界が近づいていた。。。

③ 我慢の限界!再受診

ある日、叫ぶほどの腰痛がやってきた。腰痛の出現は時間も問わず、夜中にそれは起こった。痛すぎて全く寝れない。鎮痛剤を飲んだが、全く効かない。市販薬では効果が薄い。朝一番に病院に行こうと決意し、もう繰り返される腰痛を根本治療したいと覚悟を決めた。

以前行った病院とは違う、評判の良い整形外科を受診。
初診で予約もせず行ったため、かなりの待ち時間はあったが、その日のうちに受診することができた。(電話で予約すると、1週間後になってしまう)

痛みの強い今なら、何か原因がわかるのではないか?と考えていた。
しかし、「レントゲンを様々な角度で撮影しても骨に異常はない。筋肉の疲労や炎症でしょう」とのことだった。。。
何度も繰り返されていること、もう繰り返したくない、こんな痛みはもう嫌だ、一生このままはごめんだ!と必死で訴えた。
「痛みが和らぐ姿勢で安静にすることが一番です。」と言われ、
「そんな姿勢あったらとっくにしているが、そんな姿勢はないんだよ。」ともはや投げやりになった時、
「それはおかしいから、一度MRIを撮影してください」と。
え?めんどくせー!!!笑
と心の中で思いながら、とりあえず受けるかと承諾した。

3.腰痛の原因が判明

MRI検査となった時、正直、「どうせ原因不明の腰痛だから、お金のムダだな」と考えていた。翌日以降の検査なら、痛みがない可能性もあるから、余計不要なのでは?とも考えていた。
しかし、運よく当日、検査の空きがあったため、念のため受けておくか、と軽い気持ちでMRI検査を実施した。

① 腎臓が腫れていた

検査結果は、診察から翌週だった。
その日は事前予約していたため、それほど待つこともなく、診察を受けることができた。
Dr.「腰の筋肉にも異常はありません。」
あー、結局原因不明の腰痛か。やはり受けてもムダだったな。と思った時、
Dr.「ただ、腎臓が腫れています。」
私 「はい?」
Dr.「腎臓が腫れているため、神経を圧迫して腰痛が出ている可能性が高いです。」
・・・・・

まさかの結果だ。どういうことか理解できずにいた。
Dr.「専門外なので、確かなことや原因などはわからないです。ただ、腰痛の原因はおそらく、腎臓。だから大きな病院の泌尿器科を受診してください。」
そう、腰痛の原因は腰ではない。
内臓の疾患が原因だったのだ。

② 腰痛は内臓の疾患からも発生する

腰痛が酷いと認識してから半年。
思い返せば腰の痛みがあると認識したのはもっと前だ。痛いけど、普通に生活できるレベルだった。
たまに痛みが来るが、単なる腰痛でデスクワークと運動不足によるものだと認識をしていた。

今考えれば、何かしらのサインがもっとあったはずだ。

「腰痛+原因」をインターネットで検索した時、内臓疾患からも発生すると書いてあった。だが、一度病院で言われたことを真に受けすぎて全く疑わなかった。
そりゃ内臓が通常より大きくなっていたら痛みも出るわ!と今ならわかるが、当時はそんなこと1ミリも頭の中に無かった。
腰痛以外の症状が何も当てはまらなかったからだ。発熱も血尿も腰痛以外の症状は皆無だった。

だが、振り返ると単なる腰痛とは異なる症状はあったのかもしれない。

最後に:こんな腰痛は要注意!?

私が経験した腰痛で、これが内臓疾患の可能性を疑う必要のある症状をピックアップしてみた。もし、腰痛持ちの方は参考にしていただきたい。

  • 左右どちらか一方のみ痛みが発生している

  • 腰の痛みが発生したとき、同時に脇腹や下腹などに痛みが発生し、腰の痛みと同じ片側のみの痛みがある

  • マッサージをしても回復をしない/痛みが酷くなる

  • 安静にしても痛みが続く

  • ラクになる姿勢が無い

  • 何か特別なことをしたわけでもないのに痛みが出ている(ギックリ腰ではない)

  • なんだか体が重たい/だるい

  • 痛みが酷くて、吐き気がある/嘔吐した

腰痛に困っている方は一度内臓疾患も疑ってみる必要があるかもしれない。私はまだ30代前半。病気とは無縁だと考えていたが、甘かった。
だが、原因が判明したことでホッとしている私がいる。これであの腰痛を治すことができる。

次回は、腰痛対策として実施したことについて紹介をしたいと思う。

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