とんでも家族の日記老人編
母から昼に電話が来た。
母「あのね、電気が切れちゃったの」
私「?どういう事?」
母「電気代払って無いみたいで、止められちゃったみたい。払込票はここにあるんだけど」
母「払ってくださいよ。
いくら?」
母「6000円くらい。この前10000円もらったけど、デイにお金払ったから4000円しかないの。」
私「ワタシ、この前銀行に振り込んだから、引き出してすぐ払ってくださいよ。」
母「足が痛くて行けないの。」
詰んだ…。
先週、出張前に必死で届けにいったのは、足の病院代だったはずなのに、「忙しかったから」と行かないで、他に流用したらしい…。
払込票に書かれた電話番号に電話したらしいが、音声案内ばかりで繋がらないという。
仕方ないので、連絡先とお客様番号やら聞いて、まずは状況確認しようと電話してみる。
音声案内で、相談内容ごとに番号入力。
さらに手元の証明種類ごとに番号入力。
繋がった!
…と思ったら、
「その件につきましては、チャットでご案内しています。よろしければURLをショートメールでご案内しますので、電話番号をご入力ください…。」
\\\٩(๑`^´๑)۶////フザケンナ!
こんなん,88歳のデジタル音痴の婆さんがたどり着けるわけないだろ!
ボットめ!
さてどうするワタシ…。
通常なら午後休取って駆けつけるが、ちょうど週末のイベント準備の印刷物データを頼まれ作業中…。
そうだ!姉がもしかしたら今日は犬を引き取りに行くって言ってた!
動ける可能性があるか、まず電話してみよう…。
ルルルル…
「なに?どうした?」
開口一番。
何かないと電話しないから、当然こうなる。
姉の中では
妹の電話=事件
なのだ。
事情を説明すると、ちょうど犬を引き取って帰宅中と言う。
とりあえずは、立ち寄れると言うので、電気料金の支払いと復旧連絡をお願いする。
母に姉が向かうと連絡する。
聞けば11/27に発行された払込票には、12/2までに払込なければ通電を止めると書いてあると言う。
12/2(土)生存確認の宴の日だ!
私「土曜日に会ったじゃん!
その日に持ってきてくれれば、払えたじゃん!!」
母「そうよねえ〜」
ダメだこりゃ…。
。・゜・(ノД`)・゜・。
なんかイライラする。
長年悩まされている、母の金銭感覚のポンコツさにもだが、わかっている…。このイライラは、自分へのイライラだ。
ここんところ忙しくて、母の家計チェックができてなかった…。
気にはなりつつも、毎週顔合わせてるから、変に安心してた。
怪しいと思いながらも、忙しさにかまけて、問題に目を背けていた自分自身へのイライラだ。
母のうちには毎週行って、片づけをしたいと思っている自分。
マイナス家計を、なんとかプラスまで持っていけるようにマネジメントしたいと思ってる自分。
でも、土日にその時間を確保できない自分。
他人のフォローより先に、生い先短い母の生活の質を上げる方が先だろう!と思ってるのに、実現できない自分にイライラしてるんだ。
今週は、土曜は末期がんの一人暮らしの友人宅へ様子を見にいき、移動中に職場イベントのオンライン見ながら、母と犬を連れて、ばばあずの生存確認の宴。
日曜日は…地域活動の拠点のある商店街のイベントに納品した横断幕のチェックして、母のところへ行くか…。
だめだ…。
もうちょっと母との時間を確保せねば…。
いつなにが起こるかわからないメンツなのだ、我が家のとんでも家族は…。
だからこそ、毎週生存確認の宴なのだ。
あ!そうそう!
とんでも家族案件がもうひとつ。
姉が保護犬を引き取ろうかと、犬を迎えに行ったのが、実は保護犬じゃなくて、売ると言う話だったらしい事件が、同時並行で進んでたのだ。
話が全然違うのに、トライアルに引き取って来ちゃって、もう、返せなくなるんんじゃねえの疑惑事件となっている…。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?