見出し画像

走るということ

術後、熱心に走っている。大会にエントリーしたからということもあるが、術前より熱心になった。
疲れない程度なら走ることは体にいいと思うし、何より、今さらながら走ることが好きだったことを知った。
走り始めたのは十数年前にランニングブームが始まった頃、ほとんど走ったこともないのに近所のランニングサークルに入会した。
そこで人生が変わった。
年齢も職業も違う人たち。
毎週末の朝、集まって10キロぐらいを走る。
初めて参加したときは、2、3キロしか走られなかった。
メンバーの1人が付いて一緒に歩いてくれた。
辞めないように心配されたのか、いろんなメンバーが走り方を教えてくれた。
3ヶ月ぐらいしたら、みんなと一緒に10キロ走れるようになっていた。
楽しかった。

いろんな話をした。
みんなでマラソン大会に出た。
山を走った。
合宿と称して、泊まりがけで琵琶湖や淡路島を交代で一周走った。
走らない日も飲みに行った。
夫とも、そこで出会った。
サークルのことを特別に、大事に思っていた。

夫の転勤で引越して、コロナ禍になって、だんだん遠ざかっていった。
変わらないものはないんだな。

それでも、まだ走ってる。
走れることに感謝して。
これからも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?