自分の本分を生きるとは
今野華都子先生のオンライン古事記塾を学んでいます。
古事記は日本の成り立ちの神話ですが、いろいろな神様のことを学んでいるというのではありません。
神様の想いや行動は、現代の私たちの生活に通じることばかり。
そこから、まさに、日本人のやまとごごろ(日本人の中に脈々と流れている想いや力)を知り、生活の中に落とし込んでいく。
そんな感じです。
今日は、勝佐備の最終章でした。
私たちは、皆それぞれに違う能力や性質を持って生まれてきました。
そして、それを生かして、自分の使命を一生懸命に果たそうとします。
けれども、一生懸命であるがために、それを理解してもらえないことに不平不満を言ったり、自分が相手よりも優っていると思ってしまったりすることがあります。
私も子育て真っ最中の頃、必死で子どもたちと向き合って、自分の時間もないほど頑張っているのに、それを自分の思うように理解してくれない夫にイライラすることがよくありました。
また、子どもたちも、私の思いなどお構いなしで、勝手なことばかりすると腹を立てることもありました。
一生懸命やっていると、自分はひとりでこんなに頑張っているんだ❗️と思い込み、周りの人のおかげを見過ごしてしまうのです。
けれども、いろいろな学びをしていくうちに、夫は夫のやり方で、私をサポートしてくれていたことに気づいたり、子どもたちは子どもたちのやり方で、私にいろいろなことを教えてくれているのだと知りました。
私たちは、決してひとりで生きている訳ではないのです。
たくさんの人の力を借り、また、たくさんの命をいただきながら生きています。
相手を見下したり、避難したりするのではなく、もっともっと愛して、あなたのようになりたいと思わせるくらいになることが大切なのです。
相手を打ち負かすのではなく、認めるのです。あなたのおかげ、「おかげさま」は、日本人の独特の力です。
今の私は、夫にも、子どもたちにも感謝できます。おかげさまで、今の私がいるのですと言えます。
善悪でない広い心で、自分の愛をたくさん分けていくことこそ、自分の本分を生きることと言えるのではないでしょうか?
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