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心が通い合う時の、音を聞くこと。

ずっと会いたかった人がいた。
うまく説明できないけれど、憧れにも似た感覚だった。

そして今日、その思いが叶った。

そこへ行けない、
身体を動かすことができない人でも
働けるということを当事者に。
動けないが働きたいと思う人がいるということを
世間に知っていただきたいという思いで
ALSなどの重度障害者、
様々な事情で外出が困難な人たちが
遠隔操作で実際に分身ロボットを動かし、
カフェを運営します!

#分身ロボットカフェHPより

私たちの多くは生まれてからこれまで、「できない」ことを「できる」にすることで成長を遂げてきている。
当然のことのようだけれど、その尊さを思い知ることはあまりない。




今やワタシの憧れの存在とも言えるOriHimeとの出会いは、偶然お知り合いになった方が、OriHimeを開発している会社にお勤めされていることを知ったことから始まる。
世間話をするような流れで聞いたその世界観は、すぐにワタシを虜にした。

その少し前、「将来的にAIに仕事がとられる」といった類のネット記事を見ていたから、漠然と「ロボットにはできないことがあるはずだ」と考えていた。何だろう・・・敵対とまではいかないけれど、抵抗には近い感情だったかもしれない。
確かにこの考えは間違いではないのかもしれないが、OriHimeのことが気になって検索し始めたとたんに、鼓動が高まるのを感じた。

❤︎ Hertbeat ❤︎

Twitterは、いろいろな人の声や思いを感じ取れて好きだ。
たくさんの方をフォローしていくうちに、自然とOriHimeパイロットの方のツイートが挙がるようになった。
そして、何人かの方をフォローさせていただいた。


❤︎ Hertbeat ❤︎

数日前に、予約が取れた。福祉を学んでいる娘と二人分。
いよいよ当日となった朝、フォローさせていただいているEmiさんが、今日パイロットとして出勤するとのこと。

❤︎ Hertbeat ❤︎

案内されたテーブルには、OriHimeがいて、
置かれたパネルには担当してくださるパイロットの名前が。

「んんっ・・・? Emiさんかも・・・」

もうこの時点で嬉しくて涙が出そうになっていたのだけれど(もともと涙腺弱い系・笑)、泣く場面でもなかろうと我慢する。

着席してオーダーを取っていただき、いろいろお話しいただき。思い切ってTwitterフォローのことを申し上げたところ・・・ビンゴ!


心が通い合う時の、音を聞くこと。

一連の流れの中には、「会いたい」という気持ちが叶えられそうな緊張があったことを記しておきたい。
その緊張を音にするのであれば、鼓動だ。

初めて会う人と話をする時には緊張する。
緊張しすぎて空回りしそうだけれど、心が通い合う瞬間に、「あれ?ちょっと仲良くなれるかも」といった心躍る瞬間がある。
その瞬間を音にするのであれば、鼓動だ。


それから、
一見「ワタシが、会いに行った」ような状況に思えるけれど、
「Emiさんが、ワタシに会いにきてくれた」と強く感じた。
Emiさんは大阪にいるそうだ。
大阪から、ワタシに会いにきてくれたと感じた。

この喜びを音にすると、何だろう?
Emiさんの笑い声かもしれないし、
一緒に行った娘の笑い声かもしれないし、
相席してくださった素敵な女性の笑い声かもしれない。

せっかくだから、まだ疑問にしておいて
どんな音が聞こえたかは
次の分身ロボットカフェの時まで取っておこう。

日常のふとした瞬間や閃きを、毎日書き記しています。 応援してくださると泣いて喜びます(T_T) Twitter:https://twitter.com/yurari_0_0