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SNSがなかったころの私たちが、SNSでつながった意味。


今日は、子供が小さかった頃の
いわゆる「ママ友」たちとの新年会だった。

こう書くと、「地元のママたちで集まって飲んだ」というだけの響きに聞こえるがちょっと違う。感覚的には同窓会に近い。
10年以上会っていなかった友達もいたからだ。



長女が生まれて早々に、「ママ友」が何人かできた。
たまたま同じ病院で出産して、何日間か顔を合わせて仲良くなった。

お互いに第一子だったから、退院後も頻繁に集まっては、子供の話や育児の話などをしていた。

市の「親子教室」のようなイベントだったり、偶然居合わせた同じようなママたちが、さらに何人かつながった。

出産前には会社員生活をしていたから、この「子供を通じた広がり」というものがこんなに広がるなんて思いもしていなかった。


やがて子供たちも走り回るくらいに成長し、お互いの家を行き来するだけでは物足りなくなってきた。

公民館の部屋を借りれば、広いところで遊ばせられるね!ということで、団体登録をするために『なかよしクラブ』というグループを立ち上げた。

皆んなで集まっては、いろんな遊びをしたり、クリスマス会をしたり、公園でお花見をしたり・・・。
たくさんの充実した日常を、一緒に過ごしていた。


SNSがなかったころの私たちが、SNSでつながった意味。


あの頃の連絡は、メールだったな。
帰り道の冷たい風を耳に受けながら、ふと思う。

あることをきっかけに、久しぶりの再会をしたが、
それは予想していたような形では決してなかった。

その中途半端な気持ちをどうにかしたくて、一人に連絡して会い、何人かとやりとりして会い、さらに何人かと連絡が取れ、7人が再会した。

LINEグループを作り、「○○が参加しました」と表示される。

いったん離れて、何年もすれ違いながら生きていた私たちは、いとも簡単につながることができた。

つながろうと思えばつながれるし
離れようと思えば離れられる。

けれど、
いったん離れたら、つながろうとしないと
つながらない。

SNSを使うことは簡単だけれど、
つながろうと行動することは
意外に難しいことなのかもしれない。


SNSがなかった頃の私たちは
声をかけ、メールをして集合した

そして
今の私たちをつないだのは
SNSなのか
何か別のものなのか
その意味を決めかねてしまう自分がいる
もうちょっとだけ迷って
答えを出していこうと思う


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最後に、この迷いをくれた彼女に感謝します。


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