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伝え方の種類で、その人の個性が見える。
人は、伝えたい生き物だと思っています。表情で伝えたり、声の強弱で伝えるというのは、生まれた時から備わった「伝える機能」だと思っています。
新生児が泣く時、それは悲しいのではなくて訴えている状態だと気づきます。赤ちゃんにどれだけ感情があるのかは知りえませんが、まだ遠くまで視ることのできない状態で、悲しみを覚えるのかはいささか疑問です。
うちの息子は反抗期がありませんでした。
反抗期がないことで何が助かったかというと、もちろん日々のストレスがお互いに軽減されることも挙げられますが、進学などの話し合いがスムーズに行くことだと思いました。
「受験のことを話し合いたいけれど、話しかけると”うるさい”って部屋にこもってしまう」なんて言っていた友達がいました。
反抗期とは大人になる過程で必要なものだという説もあり、「反抗期がなかったから、大人になってから大変だよ」なんて言われたこともありましたが、大変なのは本人だから知ったこっちゃないというのが私の答えでした。
いけない。話が逸れました。
小学生の高学年の頃から、まともに口を聞いてくれないという子もいるようなのです。それが、うちは反抗期がないがために、小学生の頃のまんま「ねえ、ちょっと聞いてよ」と学校や先生に対しての愚痴だったり、面白いYouTubeの動画を紹介してきたりと”伝えて”くるのです。
それは、言葉が話せない1歳〜2歳前の頃からでした。
家の中で遊んでいる時、突然泣き出した時がありました。
「どうしたの?」と私が聴くと、彼は自分を心配してくれている言葉としてそれを認識します。けれど、何が起きたかをアウトプットできるほどの語彙力はないのです。
でも・・・。
ジェスチャーで示すような子でした。
椅子の角を指で3回くらいピッピッピッと差して、そうして頭を横にピッピッピッと傾げます。そして地団駄を踏む。
つまり、この椅子の角に頭をぶつけて、それで痛いんだということを表現している。
上の子は表現力がないので(笑)こんなことはしたことがなかったのですが、そのジェスチャーがあまりにも具体的で引いたぐらいです。
伝え方の種類で、その人の個性が見える。
表情、声、言葉、ジェスチャー、音楽、絵画・・・。ある意味、運動競技も表現になるのかと思います。
こういった感覚的なことから発展して、プログラミングだったり、機械だったりも表現なのです。
少し前からInstagramを始めたら、いろんな人がいろんな投稿をしているのを改めて感じました。
万人受けしそうなものから、かなり個性的なものまで。Instagramというツールの枠の中に限られますが、とても興味深いです。
そして、伝え方にいろいろな傾向や種類が垣間見えて、個性が見えてきます。かくなるわたし自身も、そんな風に見られているのかもしれないと思いつつ、しばらくはそれを、楽しんでいきたいと思います。
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