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桜が咲くためには変化が必要だ

日本人は桜好き

もちろん、日本人に限らず海外の方々も春に咲く桜に心を奪われることでしょう。

しかし、日本にもたくさんの花が咲きます。
その中で桜だけ、「桜前線」と呼ばれる開花予測が立てられ、
多くの人が、桜の開花を心待ちにしています。

桜が咲くと、老若男女問わず、桜の木の下にたたずみ、写メでその美しい姿を撮影しています。

さらに、公園や川沿いの桜を眺めながらの花見の宴に集います。

サクラサク

桜咲くと言えば、受験合格の代名詞

昭和31年に早稲田大学が合格・不合格通知の電報で使用したのが起源だそうです。

桜の季節は、卒業や入学の季節。
地域によって開花が5月頃になるところもありますが、学校の黒板に桜の絵のアートがあるとすごくシックリします。

桜の開花は、人生のイベントとリンクしている気がします。

桜が咲くために必要なこと

春になるから桜が咲くわけではありません。

開花するためには、寒暖差が必要なのです。

冬に一定の寒さがあって、春に温かくなるから咲くのです。
暖冬だとありがたいですが、すると、桜の開花が遅くなるようです。

つぼみが膨らみ始めてからも、温かい日が続くより、一日でも冷たい雨が降ったほうが、開花が加速するようです。

桜の花芽は初冬に休眠、寝かすの大切さ

桜の花の芽は、初冬に休眠するようです。

冬眠するって熊みたい!
と、思ったり人間みたいとも思えます。

なぜなら、睡眠はとても重要だからです。

私たち人間も、睡眠をとることで成長ホルモンが分泌されていきます。
成長ホルモンは、子供にとっても欠かせませんが、アンチエイジングにも欠かせないものです。

その日学習(体験)したことは、睡眠中に脳に整理されていくので、ぐっすり眠ったら、気分もスッキリする!となるのはこのためです。

食べ物でも、一夜干しや発酵食品は「寝かす」という工程があります。
暗くて静かなところに置いておくことで味がまろやかになります。

桜も、食品も、人間も、寝かす=睡眠がとても大切です。

桜の花芽は、真冬に目覚める

冬の間じっくりと寝かしておいてもいいのではないか?
と、思ってしまいますが、桜の花芽はそうではないようです。

真冬の気温が下がった頃に、目覚めて、春の開花に向けて準備をするようです。

だから、受験(真冬)、合格発表(春)でサクラサク!

社会人になって、人生のイベントが春に限らなくなってきたとしても、動きは同じです。

何か物事が膠着して、どうにもならなくなったとき(真冬)、人は初めて「こうじゃないな」「違うルートに切り替えよう」と思えるのです。

その先には、今よりもっと良くするぞ(春)という思いがあるからそこに向けて動き出せるのです。

あるがままに変化し続ける桜

桜の花見を楽しめるのは、せいぜい2週間程度です。
その後、葉桜になり、秋にはオレンジや赤い色に変わり、そしてすべての葉っぱを落とした頃、冬を迎えます。

桜は日々刻々とその様子を変化させています。

変化を怖れず、ただあるがままに花を咲かせ散っていく。

その潔さが日本人のシンボルとも言われますし、
冬の寒さを乗り越え、ようやく春の芽吹き、様々な動植物が活気を取り戻す季節の訪れを感じさせてくれる花だから、待ち焦がれているのかもしれません。

変化の途上にアップダウンはつきもの

桜が開花するためには、四季という気温差が必要です。

ソメイヨシノは沖縄ではあまり咲かないようです。
なぜなら、11℃~15℃の低温期間が60日続かないと開花しないからだそうです。

夏の30℃を超す気温も、真冬の雪が降るほどの寒い気温も、桜が開花するためには、全て必要なのです。

桜が開花する直前に冷たい雨が降ると一気に開花する。と聞いたことがあります。今年の開花はまさにその通りでした。

これは、私たちの人生にも重なるところです。
上手く行きだしたと思ったところで、思いがけない出来事が起こりガッカリする。

あーあ、と思いますが、
これこそ、変化しているから起きていること。

変化の途上にアップダウンはつきものだと思っておくほうが安心です。

何もしないと変化はない!ではない

私たちは、今よりもっと幸せになりたい!
もっと、自由に生きたい!
もっと、自分らしく活躍したい!
という思いを持っています。

ただ、なかなかそうは思っても現状を変えて進めていくのは、とても勇気がいるので、立ち止まったままになることも多いです。

何もしないと変化はない!
と思われるかも知れませんが、変化はしています。
そもそも、私たち人間も自然の摂理からすれば日々刻々変化しているからです。

変化したいのに、変化するために何もしないのは、自分の中で変化するのを我慢している状態です。我慢するための言い訳をたくさん作って、それで良しと自分に言い聞かせてきた私です。

それで状況が変わらずかというと、より望む方向と逆に進んでいました。
我慢はツライです。ツライことをしているとツラいことがまた起きてきます。だから、さらに苦しい思いをたくさんしてきました。

変化を楽しむを目指そう!

変化を楽しむなんて・・・
私もまだまだ不安で楽しむなんてできていませんが、
自然に抗うこともなく、変化を楽しめるようになったら、本当に人生が自由で気楽になるだろうな。と想像できます。

何より、失敗したらどうしよう。
その怖れや不安がとても大きくブレーキをかけてきます。

桜の花のように散っても、また来年咲くのがわかっていたら、失敗してもリトライすればいいんだと思えるはずです。

私が、すでにできてますよ!と言うわけではありませんが、少なくとも、そうだと思って何度も変化の中にダイブしてきているのは、自分のマインドを整えてきたからです。
もちろん、まだ整え中の身です(^_^)v

どうやってマインドを整えるのかが、自分との向き合いです。
自分に気づいて本音に耳を傾けるよう意識をしてきたことです。

変化が怖いのは、誰でもです。
変化が怖いのは、自分の現在地のごく一部分しか見えていないからです。
変化が怖いのは、自分の可能性に気づいていないからです。

だから、まずは、自分に気づいていきましょう♪
せっかく生まれてきたのですから、桜のように思いっきり人生を開花させて生きたいですね。






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