六義園に行ってきました
みなさん、こんにちは。
次回、紫がたり第百五十一話 関屋(一)は10月18日(火)に掲載いたします。
先日文京区にある六義園に行って来ました。
立派な庭園で、まさに都会のオアシス。
ちょっとエネルギーチャージするにはなかなかの場所ですね。
以前訪れたのは桜の時期でしたので、入口の巨大な枝垂れ桜が壮観でした。
この庭園は徳川五代将軍綱吉の側用人・柳沢吉保が築園した大名庭園ですね。
和歌に造詣の深かった柳沢吉保が紀州和歌浦を中心とした歌枕の名所を配したこだわりの庭園です。
今回は紅葉を、と思ったのですが、まだまだ先のようですね。
残念・・・。
ナナカマドなんかは一部赤く染まった葉がありました。
白萩などは落窪物語でも秋の場面で描きましたが、こちらはあまり見かけない秋草の藤袴ですね。
平安文学では季節の話題は必須。
春と秋の優劣を論じる場面がよく登場します。
源氏物語でも六条御息所の斎宮の姫が冷泉帝の元に入内し、後には中宮にまで上られます。
源氏とのやりとりで秋の風情に心を寄せていると語られ、秋好中宮と呼ばれるようになるのはご存知でしょう。
苔むした感じがワビサビな感じ・・・。
あと半月ほどすれば紅葉も見頃になるかもしれません。
お出かけしてみてはいかがでしょうか。
明日は『根津神社』について書きます。
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