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優秀な人材を最短で採用するためのオンライン面接のススメ

先日投稿したリモートワークに関する note をご覧くださった方、ありがとうございました!この note がきっかけで Twitter をフォローしてくださった方もいるみたいで嬉しいです。

さて今回は、今話題の「オンライン面接」について書いてみたいと思います。

コロナウイルスの感染拡大を受けて、採用面接をオンラインに切り替えたという企業さんのニュースを多く目にします。ただ、残念ながらこの note は "オンライン面接の始め方" について解説するものではないので、そこは採用のプロである HeaR 株式会社さんの記事を参考にしてみてください。

では私が何を書くか?というと、企業が "オンライン面接をすべき理由" と "外資系企業での採用について" です。

オンライン面接をなぜするのか?

実は、私がオンライン面接に出会ったのは数年前。前職での一次面接が Skype のビデオ通話でした。そして現在の Wix も同様。お互いが国内にいても、状況によってオンライン面接を実施しています。そこで「なぜ国内にいるのにわざわざオンライン面接をするのか?」を弊社の日本法人代表に聞いてみました。

※ただし、最終面接はお互いの意思や条件などを確認するため、対面での面接をお願いしています。

1. 良い人材に出会う確率を最大化するため

"面接は対面で" を前提条件にしていると、応募者の住んでいる場所や勤務時間帯などにより制限が出てしまいます。また、応募者によっては将来、仕事が決まったら東京に引っ越したいと考えている人もいます。オンライン面接にすればそのような方にも気軽に応募してもらえて、より良い人材と出会う確率が高まります。

2. 採用にかかる時間を短縮するため

面接を行うのは、人事担当者だけではありません。配属予定の部署の仲間や上司、役員、場合によっては海外本社(支社)の仲間など多岐にわたります。面接をオンラインで行うことで、それぞれの業務スケジュールや居住国、タイムゾーンなどを考慮しながら、最短でプロセスを進めることが可能になります。

3. 企業文化への適応度をチェックするため

これは弊社特有の理由かもしれませんが、入社後は海外オフィスにいる同僚と日常的に Web 会議を行うことになります。そのため、オンライン面接を行うことによって、(機器の準備など)事前準備がちゃんとできているか、企業文化に馴染めるかといった点がチェックできます。

外資系企業の採用プロセスとは?

「外資系企業」と言っても、その規模や本社との関係によって採用基準やプロセスは大きく異なります。ここで書くことは、私自身の経験や友人・知人の話を元にしたものになりますので、その点ご了承ください。

1. 履歴書では顔写真や生年月日が求められない

個人的にここが一番違う点かなと思うのですが、これまで直接応募した会社から「履歴書への顔写真の添付」や「生年月日や年齢の記載」を求められたことがありません。アメリカでもイスラエルでも "その人を雇うかどうかを見た目や性別、年齢で判断してはならない" ということが法律で厳しく決まっているためです。

一部、日系のエージェントを通じた応募の際は求められることもありましたが、直接応募の場合には「不要」というのがスタンダートだと思います。

2. 面接回数がやたら多い

私が過去に応募した日本企業では、(中途採用の)面接は 2、3 回というケースがほとんどでした。外資系企業の場合、一緒に仕事をする可能性があるほぼすべての人と面接があるので少なくても 4 回、多い人は 12 回(!)なんていうケースも聞いたことがあります。10 回以上なんて、面接される側にとってはたまらないですよね...(私は無理だー)

3. オンライン面接が必須になる

これはすでに記載したことですが、採用プロセスが日本だけで完結することは少ないため、海外の担当者とは必然的にオンライン面接になります。よほど重要なポジションの場合は面接のため本社に呼ばれることもあるようですが、私は(幸か不幸か)まだ経験したことはありません。

4. リファレンスチェックがある

外資系企業では、最終面接を終えても安心できません。というのも「リファレンスチェック」と言って、過去の実績や勤務状況に偽りがないかどうか前職の上司などに確認するプロセスがあるからです。転職のたびにリファレンスチェックに協力してくれる人(2、3 名)を探す必要があるので、日頃の人間関係が物を言います。

社会情勢の変化によって急に訪れたオンライン面接ブームですが、私は日常的に取り入れても良いのでは?と思っています。働き方が多様化する今、優秀な人材を最短で採用するためにオンライン面接の日常的な導入を検討してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました!