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震災から10年、今日も大好きな人達と美味しいご飯を食べている。

東北の震災から10年が経ちました。


高校の同級生の大学入学をお祝いするランチをしていてひと段落した時に被災しました。アスファルトの道がプリンのようになり、液状化現象で駅が海になったのを目の当たりに。コンビニでまとまったお金を引き出し、翌朝の朝食や飲み物を調達し、避難場所の公園に逃げた事を鮮明に覚えています。


しばらくは余震の日々でしたね。東北の震災を機に、働き方も随分と変化しました。2011年3月25日から半年間、NPOの養成研修へ通い、研修終了後は、NPOを設立。理事・事務局長を経て、理事長を歴任。昨年、退職するまで様々な活動をして来ました。


震災に関しても、福島の知人が経営するホテルへ炊き出しのお手伝いへ出かけたり、銀座で街頭募金の活動をして、防災頭巾をお送りしたり。福島の子ども達が外で存分に遊べるためのキャンプの事務局のボランティアなど、様々な活動に携わってきました。


昨年は、釜石での非常時におけるマネジメント研修の中で、「震災・復興を学ぶ」体験に参加しました。「釜石の出来事」として、日頃からの防災教育と危機管理術から、小学生・中学生が避難できたという体験を当時の中学生だった方から話を伺いました。

その後、震災当日、釜石東中の生徒が実際に逃げた実際の避難の道を歩いて体感しました。

「毎日、生きている事が当たり前ではない。
余震やまた、地震がくるかもしれない。」
余震がくる度に心細く感じる中で、
友人が地方で一緒に暮らす事を提案してくれた事もありました。

あれから10年。
福島の廃炉に関してや様々なプロジェクトに携わる事もあり、東北の震災は日常のあちこちで深く関わり続けています。そして、私は今も生きています。

「10年後、30年後の未来を考えると、どうしても自分の年齢にその年数を足してしまう。1,000年後など、自分の居なくなった後の世界を想像し、自分と言う枠からもっと広く、世界を捉え、その中で、より良い未来を考えていきたい。」とあの頃の私はよく言葉にしていました。

なかなかハードモードな10年間。様々な経験を積み重ねてきて、一回り?したのか、まずは、自分や自分の周りの人達と、「今日も素敵な1日だったな」と振り返る事ができるような日々を過ごしたいと思うようになりました。

衣食住、毎日、丁寧に過ごす事は難しくても、丁寧に憧れています。
そして、自分の想いや周りにいてくれる家族や友人達との会話を大切にしながら、一緒に未来を創る事ができるような生活が出来つつあります。

(忙しい場面は多々あるのですが、バランスを取れるようになってきたような感じです。)

今日は、震災の事などをゆっくり振り返りたい日だったので、電車に揺られて北鎌倉まで小旅行へ行って来ました。北鎌倉は、学生時代に茶道のお稽古場所があった場所なので、降り立つだけでも懐かしくて大好きな場所です。

出かけた先は、「カンタンリビング」。
料理研究家の横川美香さんの美味しいカレーと、100%自然素材のヘナ染めをしに出かけました。最初にヘナを髪の毛に浸透させ、髪を巻いた状態でお昼ご飯。

バターカレーと、ココナッツカレーとお魚の入ったカレーの3種類。
高台から青空と素敵な景色を眺めながら楽しい時間を過ごしました。

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食後にはさっぱりとしたマンゴーと紅茶をいただきました。
3時間以上ゆっくりとヘナを浸透させつつ、パートナーシップに関してや国際政治など様々な興味・関心にまつわる会話を満喫しました。


天然ヘナは数千年も人々に重宝されており、メヘンディと呼ばれるヘナタトゥーは占いの儀式で使われているそう。天然のヘナは健康にも良いとのことで、髪の毛のヘナを洗い落とす際は湯船の中で「ヘナの湯」にして、身体中でヘナの薬草としてのパワーを受け取ります。


美味しいカレーとのんびりとヘナの湯に浸かり、様々な話題と共に楽しい時間を過ごすことでパワーチャージをする事が出来ました!
震災から10年。様々な出来事がありましたが、大好きな人達と美味しいご飯を共にする事が豊かな過ごし方であると言う事を再認識しました。

「何をしている時が幸せなのか?」

その答えは人それぞれだと思いますし、世の中に流される必要なんてありません。自分が1人で何かに没頭している事が幸せなのか。
それとも、誰かと何かをしている事が幸せなのか。
どちらでも構いませんし、両方あって良いとみています。

美味しいご飯や温泉にのんびり浸かること。岩盤浴に寝そべったり、本を読むこと。新しいプロジェクトを組み立てること。自然の中を散歩したり、海を眺めること。私自身、1人で没頭したい事もありますし、人と一緒に行動したい事もあります。

自分にどんな時間を過ごさせてあげると幸せなのか?
今、生きている事に感謝しながら、自分自身に素敵な時間を沢山、
プレゼントしたいなぁと思いました。
それでは、本日も味わい深く素敵な1日をお過ごしくださいね!


サポートして頂いた暁には、その費用を次のコラボレーションの原資にしていく事で、より良い社会を創っていきます。 コラボレーターの活動を通して、社会的孤立感を無くしていきます!!