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【2024年、JAXA再使用型ロケット技術実証飛行】 キーデバイス探索&実証に資するパートナー募集説明会

こんにちは。コラボレーターの板谷友香里です。
今、様々な企業の新規事業に「宇宙」が盛り込まれています。


実際にどのような企業が宇宙に携わっているのかに関しては、政・官・民を繋ぐJPI(日本計画研究所)さんのHPのフリーワードに、「宇宙」という言葉を入れて検索をかけると一目瞭然です。実際に大学教授の方や企業の方による宇宙をテーマにしたセミナーが出てきました。

JPIさんのご紹介や、情報の調べ方に関しては、以前の記事をご覧頂ければと思います。

すっかり前置きが長くなりました。
今回は、からやぶり道場で取り組んでいる、
【2024年、JAXA再使用型ロケット技術実証飛行】
 キーデバイス探索&実証に資するパートナー募集説明会に関してです。

現在の宇宙に関する背景をご説明します。

(1)米国NASAの動き
NASAは民間企業の積極参画による宇宙産業活性化を加速。
SpaceXマスクCEOは「再使用型ロケットにより宇宙輸送コストを 1/100 に下げる」と示唆。宇宙産業の価格破壊イノベーションに挑戦中。

(2)JAXA宇宙科学研究所の動き
日本でも、画期的な再使用型ロケットの開発検討を進め、
民間企業を積極的に呼び込み、低重力実験や宇宙旅行など、
一般普及型宇宙サービスを官民連携で開拓・推進する計画を策定中。

こうした事から、今回、宇宙への新規参入企業の呼び込みを目的に、
キーデバイス探索・先行実証に資する、パートナー候補を募集します。

JAXA宇宙科学研究所・徳留チームの理念とKPI

(1)我々のミッション
JAXA宇宙科学研究所における宇宙輸送系分野の研究者のミッションは
「多様な宇宙科学の世界をカバーする軌道間輸送ネットワークを構築する」ことです。

そして、活動成果を宇宙産業の振興と人類の活動圏を太陽系全体に拡げることに役立てたいと考えています。

(2)小さく始めて大きく育てる
ミッションの達成に向かう最初のステップが世界最小規模の宇宙往還型の実験プラットフォーム「新観測ロケット」の開発です。実現は2020年代後半です。

小型トラック規模の機体でありながら,高度100kmを超える宇宙空間に到達して,宇宙機の実証実験,科学観測,微小重力実験などを行うことができます。

離着陸にロケット技術を応用したターボジェットエンジンを使うため,
従来のロケットに比べて乗り心地が良く,ペイロードに対する事前の環境試験は要りません。

しかも,そのままの姿で地上に戻ってきて,翌日にはまた打ち上げられるのです。

KPI: 2024年の位置づけ
2024年までに、新観測ロケット実現のカギを握る新技術「エアターボロケットエンジン」を飛行実証しようとしています。そのテストベッドが、今回ご紹介する「小規模FTB」です。

到達高度は新観測ロケットの1/1000ですが「飛行時の様々な運動をシミュレート」できます。

☆2024年小規模FTBで半歩踏み出し,新観測ロケットの最初のステップを超えたい考えです。

4.こんな方にオススメ
(1)2024年、JAXA再使用型ロケット技術実証飛行に、自社キーデバイスを提供し、実証実験に参画したいメーカーの方々

(2)2024年、JAXA再使用型ロケット技術実証飛行に向けた共同検討ワークショップに参加して、自社キーデバイスやサービス提供の可能性を探りたい方々
※メーカーに限定せず

▶︎ 日時・時間割
2021年4月5日(月)19:00 - 20:30
19:00-19:10 オープニング
19:10-20:00 ご講演
20:00-20:30 質疑応答

▶︎ ZOOM開催
zoomオンライン講座です。ご自宅などお好きな場所からご参加いただく事が可能です。

▶︎ 講師プロフィール
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙科学研究所
宇宙飛翔工学研究系 准教授 徳留真一郎氏

[略歴]
•1992年 東京大学 工学系研究科 航空学専攻修了
•1995年 学位取得(博士(工学)),宇宙科学研究所
•1995~2016年 固体ロケット開発や再使用ロケット研究に従事
•2017~現在 将来宇宙輸送系の様々な課題に取り組んでいる
•ロケット推進系が専門.本開発ではプロジェクト化推進を担当.


国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙科学研究所 宇宙航空プロジェクト研究員 坂本勇樹 氏

[略歴]
•2019年 早稲田大学 機械科学専攻卒業(博士(工学))
  同 宇宙科学研究所 プロジェクト研究員
2020年 日本学術振興会特別研究員PD(宇宙研所属)
•極低温流体の沸騰現象の解明などが専門.
新観測ロケット開発では小規模飛行試験のシステム検討などを担当.

▶︎ 参加費/無料
お申込みはPeatixから、イベント開催前日迄にお願いします。

現在、宇宙への高すぎる輸送コストが問題になっています。
99%オフ(2桁低減)を目指したいとのことです。そのためには、ロケットを完全再使用化して、高頻度で運用していく必要があります。高頻度で運用するには、企業からのニーズがあるかどうかを知る必要があります。

「宇宙ステーションを作るための材料が宇宙空間で大丈夫かどうか調べたい!」
「地球と宇宙空間で、成長速度が変わるのか動物実験をしてみたい。」
今、私が思い浮かぶもの以外にも様々な可能性があるとみています。

企業として宇宙事業に参画したい方も、この機会に是非、ご参加くださいね。
それでは、本日も味わい深く素敵な1日をお過ごしくださいね。

サポートして頂いた暁には、その費用を次のコラボレーションの原資にしていく事で、より良い社会を創っていきます。 コラボレーターの活動を通して、社会的孤立感を無くしていきます!!