自分が当事者になったら?を考える

いやーーー小劇場界隈毎年何かしらネタ提供してくれますなぁ。1ミクロンも笑い事じゃないけど。

自分もこれから案件を抱えている身分。より一層気を引き締めないとだし、入った現場が「コロナ?体調不良?隠すよね」な現場でないとも限らない。正直直面したら人間豹変すると思う。

そして思ったのが、

じゃあ自分が当事者になった時、冷静に対応できるのか?

ということ。これは一切擁護とかない。単純に「批判するのは簡単だ。だけどじゃあ自分は?」と思った。数年前座組でインフルエンザが流行ったことがあり対応についてはしたことが…ないわけではないが現在とも事情は違う。自分の中でシュミレーションして頭の中でだけでも避難訓練をしておこうと思う。

◎前提

✔︎毎日の検温
✔︎手洗い、うがい、手指消毒
✔︎人混みを避ける
✔︎マスク着用
✔︎昼夜問わず会食を避ける  etc

昨年春から言われ続けてきた基本の感染対策をまずアレンジせずに遵守する。
特に周りの行動で気になるのが、「一回消毒してるからセーフ」というところ。そもそも、消毒はあくまで手洗いの代替手段。もし消毒の方が優位なのであれば医療関係者は水での手洗いはしなくなるよね?
あくまで消毒は代替手段であることを忘れない。「人と会ったり飲み会やってるけどかかってないし」というのも本当に「そうじゃない」発症してないのはあくまで「たまたま発症していないだけ」というのを理解すること。いつ何時発症してもおかしくないぞと。

◎稽古が始まる前に

まず何より、主催者と参加者はフラットな関係であることを理解する。なんかあったらちゃんと言えるようにする。どうしても、演出と出演者の力関係だと飲み込まざるを得ないシーンがあるかもだけど、そこで制作がフラットにならねばいかん。

しかし、演劇関係のネットワークさん、ガイドラインの制定はうまいことしてくれてるんだが、いざ自分が当事者となった時のはないのね。。作るか。。。参考にしたのはこの辺。

東京商工会議所『職場で新型コロナウイルスの感染が疑われたら読むガイド』
https://www.tokyo-cci.or.jp/file.jsp?id=1022768

東北福祉大学のフローチャート
https://www.tfu.ac.jp/news/s9n3gg0000011h5z.html


とにかく「トラブル発生時」には「迅速な報告、情報共有」がマスト。それをスムーズに行える関係をきちんと構築する。
また、関係者事務所、劇場などの外部その1と、顧客などの外部その2への迅速かつ透明性の高い報告が必要。あとはこういうフローをする、というのを対役者(&事務所)への告知、制作チーム内での予行演習が大事だなと思った。

◎その公演、止められますか?

止めたくないのは理解する。お金かかってますもんね?キャンセル支援とかないし。収入パーですしね。わかりますよ?
理解はするが、同意はできない。そこで上演することでその座組全員が今後仕事出来なくなる。
私なんか制作だから、そこに関与してた制作ってだけでおそらく制作生命絶たれるレベルの話。わたしが見てるのは「今」だし「未来」の話。

一時の感情で本当に守らなくてはいけないものを見誤ってはいけない。つくづくそう思う。

私に課金していただいたぶんは私が別のエンターテイメントに課金してそれをまたネタにしますので華麗なるマネーロンダリングとなります。