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寺山修司風というのは烏滸がましいかもしれませんがよく読んでいた時期にできたことばたちなので、「寺山修司風」と銘打つことをお許しください。 赤い服着て地獄をめぐってやるわ! それくらいしか楽しみなんてない! 外出自粛でくすぶっていた からからと 君の足音は転がる車 ふたつの車 転がして どこまでもゆく地獄めぐり 車椅子を見て 撫子買った 夕べに枯れた 鬼灯買った 朝には落ちた 何を買ってもどうせ土くれ 夏が暑いのでやる気がなかった 青い海を渡った風は 西で赤くなっ
嫌い 一言なのです その一言が 喉につっかえて 出てこないのです 嫌いなのです 嫌いなはずなのです わたしとは異なる その姿 拘束なんて許さんとする いで立ちなのです キラキラとなびく髪 真っ黒なシャドウ 真っ赤なルージュ 個性的と言う言葉で片づけてしまえばそれまでなのかもしれません 否 それだけで片づけてはいけないのです 校則違反も甚だしい それなのに それなのに わたしは あなたを目で追ってしまうのです 清々しい程に 颯爽と歩くあなた かっこいいとさ