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ぐうの音もでない9月

はじまりは些細なこと。

9月のあたまの昼時。お吸い物を作ろうとお椀を出して、いざ食べるときに、それが夫のお椀だと気づいた。

初めてだったのよ、取り違えるなんて。大きさも重さも違うのに、食べるときまで気づかなかったことにひどく驚いた。

翌日は水蒸気で左指3本火傷。その数日後、電子タバコ、口を開いただけの丸々一箱を洗濯してしまう(人生初すぎて夫を疑ったら自分だった)。突然の粉瘤、爪囲炎に悩まされ、出向いた昭和なドクターにガッカリ。勇気を出して受診した歯医者さんでどれほど状態が悪いかをコンコンと説明され、泣きそうになる。

内科→皮膚科→外科、それから歯科。
9月は病院でスケジュールが埋まった。
こんならしくない日々は人生初。くすん。

粉瘤・爪囲炎は三週間弱でようやく落ち着いて、来月再度の外科通院。あ、皮膚科も。

歯科は知人に紹介された初めてのお医者さんだったのだけれど、二度目の通院で感動して泣きそうになったことはまた別の話。

というあれやこれやで、しゅんとしてしまったわけです。仕事もできない。気持ちは下がる。

年齢かしら、とか普段ならけして思わないことを考えてしまったり、もう、らしくないことこのうえなし。この一連のことはいったい、なぜ起こっているのか?

そうしたらお告げがありました。
「有無を言わさぬ停止」「休み方を学べ」と。
年に2,3回セッションをお願いしている光さんを通してもたらされたのは強制シャバット(ググってね)という現実。

やられた。
休むことは普段、クライアントのみなさんに私が伝えていることなわけです。私がいちばん休まなくてはならない側だったとは、大きく『とほほ』を表示しなければ…な気持ちです。

8月も結局休めなかったし、そもそも休み方知らないし、苦手だし。カラダが休むつもりでもアタマが働いているのでどうにもならない。あー、下手すぎる。

というわけで、思い立って夕方から夫とデートしてみた。ショッピングして、晩ご飯は叙々苑で高価な焼肉。あれれ、携帯も見ないし、仕事のことも考えていない。なんだ、こうすればよかったのか。

まったく忘れていたよ、この癒し。
ニャンズに本能的休みを見せつけられていることも忘れていた。

「自分を労わりましょう、もっと」
を、カラダと脳に叩き込んだ9月もようやく終盤、明日から出張。思い残しなく仕事に打ち込める状態に回復。

ホッとした…。

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