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写真は瞬間を残すもの。

最近の写真のほとんどはiPhoneで撮影しています。

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今この時のその子らしい表情を残したいと思うと一眼は間に合わないことが多いので、遠出の時以外はもっぱらスマホです。

山や雲、景色、その時の感動の瞬間を残したいのでスマホならササッと撮影できて、本当に便利かつ優秀でありがたい限りです。

犬たちの写真は、その子らしさや面白さが写せたら私にとっては大成功です。

さて今日のInstagramにも載せたように、集合写真を撮る意味をたまにお伝えしていますが、少し詳しく書いてみます。

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集合写真自体は「座れ待て」という基本的なトレーニングが入っていれば簡単に撮れるものです。

たがしかし
きっちり入れたつもりだった、かつては完璧だったはずのものが、日々の中で緩んでくることもあります。

もちろん全ては飼い主の責任です。

少しの「まぁいいか」が犬に伝わり、できていたことが段々できなくなり、それに気が付かないこともあります。

それを確認する意味でも集合写真は非常に良いのです。

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成長一生、しつけ一生です。

以前3〜40頭の犬での集合写真を撮ったときには、撮影終了まで10分以上かかったこともありました。

誰か一頭でも動いたら、やり直しなので、最初に並んだ犬達はとにかく「そこにいる」を頑張ります。

他の犬が苦手なかつての家の犬のような場合、近くで犬が動くだけで影響されることもあります。

飼い主との距離が離れても不安にならない。犬が側にいても平気な経験をする。反応より理性を働かせられるようになる。

少し書き出すだけでも、このような意義が一枚を撮るということの中に含まれているのです。

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どの子も飼い主を信じて、飼い主の言う通りに頑張る練習とその成果を出す瞬間なわけです。

撮り終わったら、ひとりずつ名前を呼んで解除していきます。

そこまでが集合写真を撮るプロセスです。

うまくいったときの達成感は大きいですし、飼い主にとっても犬にとっても自信に繋がるでしょう。

肝心なのは、その場だけ頑張るのではなく、日々いかにトレーニングをして、日常でどれだけ信頼関係を築くということです。

写真だけ見て「すごいわー」「うちの子にはできない」と仰る方がいますが、練習次第で誰でもできるようになります。

写真は瞬間を残すものですが、その瞬間までの何をしてきたかを残すものでもあります。

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してこなかったことも残ります。

すべては才能や環境よりも、やるかやらないかで変わってきます。

つまり、誰にでも変えることができるということです。

ちなみに写真を撮るときにオヤツは使いません。

ご褒美のためにやるのではないのです。


アニマルケアカウンセラー 高野 縁(たかのゆかり)
https://ameblo.jp/yukari-touchheart

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