言葉を粗末にすること、すなわち自分や他人を粗末にすること。

言葉に心をこめる。

私たちは毎日誰かに何かを伝え、受けとり、コミュニケーションをとっている。

先日、言葉を粗末にする人は、他人を粗末にするのだと、目にした。言葉の選び方、その選択が良いものであれば他人に優しくしたり、大切にしたりすることにつながる。そして、逆に選択を間違えると相手を傷つけたり、大切にできないことになるのかもしれない。自分も損をしてしまうだろう。

そこで、本日読んだのは

五百田達成『話し方で損する人 得する人』

身近に話をしていて心安らぐ人や、元気をもらえる人はいるだろうか?

そのような人はポジティブで、しなやか、芯があり、自信があるように見える。きっと得する側の人なのだ。

自分の普段の話し方やまわりの人の話し方を思い浮かべながら読んでみた。中には、これは良いことだったのか?と思うような内容もあった。

個人的に気になったポイントを少し紹介!

①「いい/悪い」より「好き/嫌い」で評価する

「いい/悪い」は上から目線の評価、判断。素直に感動した!などストレートに表現するほうが相手に喜ばれる、と。

私は自分の意見はハッキリあるがゆえに、アドバイスが苦手。押しつけるのが嫌だから、いつも「私なら〜にするな」って逃げがちだし、評価するのも苦手だ。いい、悪い、ではなくストレートな表現と、好き、嫌いね、メモ。

②店員さんを「名前で呼ぶ」と得をする。

店員さんが親切になり、料理が多くなったり、おまけをしてくれたり、サービスされる。

実は、これは私の父がよくやる方法で、私はどこかでそれを恥ずかしいと思っていた。

たとえば、はじめにビールを持ってきてくれたバイトの女の子に「〜ちゃん、悪いね!」というのだ。馴れ馴れしくて、女の子に嫌がられてはいないだろうか?と不安になったりもしたものだ。今は慣れたけど。

でも、思い返せば、父はどのお店でも常連か?と思うほど仲良く店員と接することができるし、たしかにサービスされることも多い。娘の私も父がいつもきてます、というだけでサービスされるくらい。たしかに、すごいことなのかもしれない...

③ヒマそうな人は得をする

誘われやすい空気を出す。日ごろからフットワークの軽さをアピールしておくと声をかけてもらえる、というもの。

私はわりと自分で予定詰めてしまうのだけど、フットワークの軽さは意識している。でも、さすがにヒマとは口に出せない。だって、実際ヒマではないし。

でも、先日とても稼げる男性と飲みに行ったとき、側から見るとそんなわけないのに「俺ヒマなんだよね〜。だからまた飲み行こうよ」と言ってくれて、うわー、これは誘いやすい!!って思った。ヒマ、アピールしてみようかな...

そしてね「次も誘って」という受け身より「またご一緒しましょう!」と言うと良いらしい♪ 「プリーズ〜」ではなく「レッツ〜!」

うう、言われてみれば、そうかも!!!


ほかにも、わかりやすい人は得するとか、リアクション大きくするとか、結論だけを言う人は伝えることが苦手で自信がない、とか... 気をつけたいことがいくつもあった。

知らないうちに言葉を粗末にして損していたことがあるのかもしれない、と勉強になった。意識して、変えていこう、と思う。


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