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「入園/入学おめでとう」の奥深さ
今まで教員として何気なく
「保護者の皆様もご入学おめでとうございます」と伝えてきた。
そこには何も深さもなく、定例文のように。
でも昨日、入園式で園長先生に保護者として言われた「保護者の皆様もご入園おめでとうございます」には、心深く響くものがあった。
その日だけじゃないんだよなぁ…
その日までの全ての一瞬一瞬があって、この晴れ晴れするお祝いの場を迎えられたんだなぁ…
我が子と最高に楽しく、幸せな日もあれば、
自分のイライラをぶつけて、自己嫌悪になる日もあれば、
成長に感動する日もあれば、
どうしたらいいか分からずに悩む日もある。
そんな日々をこえて、その日を迎えられたのは
大袈裟じゃなく、とても素晴らしいことで、頑張ってきた保護者の皆さんに大きな拍手と共に「おめでとう」だなぁと思った。
そして、ふと、卒業式前に我が子を抱きながら一年間だけ担任した生徒に話したことを思い出した。
「今まで、何気なく『卒業おめでとうー!』って言っていたけれど、この子が生まれてその重みを痛感している。
この子が生まれて『いつ死んじゃうかわからない』くらいの思いで必死に一年間育ててきたのね。
だから18年生きてきて、小学校・中学校・高校って色々あったと思うけど、生きてこられて、この日を迎えられることを心からおめでとうって今、思います。」
本当に。
生きてこられて。
この三年間ちょっとを振り返るとダメだったなって日も自分もあるけれど、
それでもずっとそばにいられて、私が本当に幸せだったなと思う。
よく頑張ったなって自分を褒められて幸せだなと思う。
今日「かんちゃん(私のこと)と離れ離れになるのがざーみーじーいー!!!!」と泣いてくれる我が子を送り、
一区切りついた自分に心から「おめでとう」を送ろうと思う。
(本当は私も「ざーみーじーいー!」と泣きそうでしたが笑)
全世界のママもパパも
心から
おめでとう!!!
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