【R. シュタイナー『魂のこよみ』】2月第4週
第48週
世界の高みから
魂の光が 勢いよく流れだそうとする
その中で 魂の神秘は現れ出で,
次第に解かれていくだろう
世界の思考の確かさの,
その輝ける力を結集し
人間の心に愛を呼び覚ましながら
ルドルフ・シュタイナー
(訳:yuka ogiso)
雪解け水が
乾いた大地の割れ目を潤しながら流れていく。
細い水の筋は,寄り集まって
いつしか大きな水流となり,
冷たく,清らかな飛沫をあげて,下へ下へとほとばしる。
存在の奥底に,
まだ見ぬ硬質の宝石が眠っているなら,
この澄み切った水流に漱がせよう。
鈍色の泥の下から,
その者だけの輝きが,初めて目にする彩りが現れ,
まばゆく煌めきはじめる。
※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochensprüche
Rudolf Steiner Verlag, Dornach(Schweiz)
1912-1913/2016
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