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【R. シュタイナー『魂のこよみ』】12月第3週

第37週

世界の冬の夜に 精神の光を運びたいと
私の心は 勇み立つ。

光る魂の萌芽が 
世界の土に 根を張るように。
暗闇に 神の言葉が輝き 
すべての存在を貫いて 響き渡るように。

ルドルフ・シュタイナー
(訳:yuka ogiso)

私の暗闇に小さく灯った炎。

握りしめた木切れに
そっと火をうつして、
寒くて 暗い 冬の雪道を歩く。

小さかった炎は
だんだん大きく めらめらと燃え上がる。

気づけばそこかしこで
同じような 橙色の灯が 
静かに 前を目指している。

人はみな
自分の松明に炎をかかげて進む者。

世界の冬の夜に光の列ができていく。

※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochensprüche
Rudolf Steiner Verlag, Dornach(Schweiz)
1912-1913/2016


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