見出し画像

【R. シュタイナー『魂のこよみ』】11月第1週

第31週

精神の深みからの光が
太陽のように 外へ伸びようとする。
それは 生命の意志の力となって
感覚の中の暗闇を照らす。
魂の本能である 創造の力を解き放ち
人間の営みの中で 成熟させていくために。

ルドルフ・シュタイナー
(訳:yuka ogiso) 

身体の奥底から
少しずつ金色の光が差してきて
五臓六腑を温め 
血管を通過し
四肢の先 頭の先まで巡りめぐって
私にまつわる何もかもを 
黄金色に染めていく

そこかしこにあった
暗い場所 
冷えた場所は
ゆっくりと光に満たされ
柔らかく 澄みわたっていくようだ

この明るい指先で触れる全てのものに
力みなぎる足で歩み出す大地に
これから精一杯の光を注ごう

私のためにではなく
そのものが そのものとして萌え
枝葉を伸ばし 見事な花を咲かせられるように。

※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochensprüche
Rudolf Steiner Verlag, Dornach(Schweiz)
1912-1913/2016


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?