サラダと唐揚げ
『人との関りが薄いタイプですね』
たまたま市内に来ていた高島易断の占い師にそう告げられたのはまだ二十代だった頃、人生にもっとも迷い悩んでいた時だ。
少々肩を落としはしたものの、それならそれで『今、縁のある人とできるだけ長く付き合っていこう』と思うことにして、それからもう十数年が過ぎた。
その選択が別段、間違っていたという風には思わないし、今現在こうして生きているンだから大いに成功と評して問題ないはずだ。しかしながらこの十余年で『何が変わったか?』と自問したとき、結局のところ(人生が変わるほどの)大きな変化は、無かったのではないか……と、思う。
いくつか職も変わったし、住むところも同じ自治体の中で多少ズレたりたものの、本質的な部分が、ほぼ。
SNSの利用は長い。けどもまあ、大きく伸びたりはしなかったね。
本も出した。けどもまあ、今のところ大きな話題にはなってないね。
noteを使い始めたとき、1年弱くらい連続投稿してみたことも。
しかし結果は残念ながら……というか、想像した、望んだほどは、といった具合だ。もちろんその中でも貴重な出会いはあって、そこはありがたい話なのだけどね。
自分を変える、なんていうと大げさすぎて歯が浮きそうになってしまう。とはいえ多分このままだとこれまで通りの毎日がこれまで通りに過ぎていくだけだろう。それはちょっといただけない。苦手には違いない、でも、やはり人との交流がないと何も生まれない、そんな気がする。
ここまでつらつらと書いておいて何だが、ぶっちゃけ本音を言えば
『ちょっとでも本が売れてほしい』
この一点に尽きる、ところはある。こうしている間にも、絶版の日は刻一刻と近づいてきているのだ。自費だからこのままだとローンだけ残ってしまうし。まあ何というか、カナしい話ながら。
そういうわけで、長らく放置していたnoteをちょっとずつでも再開していこう、と年の初めに意気込んでみる次第である。マガジンに追加された他の方の記事もできるだけ読みながら、ね。
何を始めるにも再開するにも決断するにも、遅いってことはないさ。
今さらだ? いやいや、ここからアゲていこう。
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