貴方のスキマへと愛をこめて
そろそろ終わりにする時が来たようだ。
いや、いきなり? ってああ違うよ、この話じゃなくてさ。何で書いてるの、と聞かれたときに『書きたいから書いてる』なんて極論を持ち出して、現実から微妙に目を逸らすのもそろそろ、ってこと。
何故書いているのか。誰かにそう問われたとき、大抵の場合は『自己の存在を遺すために』と答えることにしている。しかしこの機会に改めて自問してみたとき、キーボードを弾く指がふつ、と止まってしまった。存在証明、それ自体に嘘はない。嘘はない……が、ではその大いなる