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気ままに生きてる話

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日常でふと考えたこととか、ちょっとした生き方めいた話とか。
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2020年10月の記事一覧

この道わが旅

 いつでも夢を追っている。漠然と夢見ていただけの時期が長かったのだけは残念というばかりだが、ようやく、きちんと形に残るものも出来た。肩書も言ったモン勝ちだ。私はよりよい私としてこれからも生きていく。  ただ。ここまで、一度も心揺らがずいたかといえば、そういうわけでもない。安定した職から得られる安定した生活、退屈な忙しさの中でささやかな愉しみをちびちび味わいながら過ぎてゆく普通の日常、仲間内でほんのりと輝くくらいの力はある自分――そういったものを手放してしまう、となったときには

炎のさだめ

 新たに誰かと出会ったり知り合ったりしたとき、ついついその人と自分との共通点を探しがち、のように思う。仲をより深めたい時などには有効で手早い方法だし、趣味・嗜好が合致すれば仲間意識や連帯感も生まれやすいだろう。  また多くの人が日常的に各種『占い』に触れているせいか、血液型や生年月日などに関連性を見出そうとする人もいる。それはそれで話題にもなるし、同じだとか近いとかいうだけでその人を理解したような……は言い過ぎとしても、理解し易くなったような、距離が近づいたような気分にはなれ

どこまでもプレイヤー

 精神、魂、霊、神などなど……ここ最近はだいたい『スピリチュアル』のひと言で片付けられている気がするそれらが、そんなにキライではない。前にもちょっと書いたかもしれないが、人生に迷っていた時は、それまでの自分になかった考え方や心の在りように大いに救われたし、傾倒していた、とも思う。  そういった種類の思想に触れていく中で、自分の肉体であるとか、物質世界そのものにすがって生きることが、なんとなく『悪』というか、そこまで言わずとも『愚か』であるとか、本来の自分(たち)は、此処にはな