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9/25-10/1 風邪と出張

9月25日(月)

日差しは暑いが風が涼しい。
やる気が出ない。メンタルではなく体調由来のそれ。

朝イチで出向いた先がおじさんだらけの空間で凍りつく。右も左もおじさん。スーツのおじさん。おじさんの集団。かたまった。なぜ女性がぜんぜんいないのか。
いい年しておじさんこわいじゃないよと呆れつつ、自分の存在がとんでもなくアウェイに思えて冷たい汗がだくだく流れた。大人なんだから。しっかりしてよ。

体調がすぐれず16時ごろ退勤。
でも早退にはならないのだった。はじめてフレックス制度の恩恵を受ける。

退勤後、二週間前にアレルギー検査を受けていた耳鼻科に行く。
人気のある病院で、平日だから大丈夫だろうと思ったのに、診察は約2時間後になりますと言い渡される。いったん帰宅し、短く深く眠る。

「強いて言うなら、過敏症、でしょうか」

手元の検査結果はすべて陰性。スギもヒノキも、イネもダニもハウスダストも。花粉症と信じて疑わず、今年は特に酷いですね〜などとのたまっていたのはなんだったのか。わたしは花粉症ではなかったのだ。
「でも、そんな、毎年春も秋も季節の変わり目も、鼻炎が酷くて薬が手放せないんです」
しどろもどろになっていると、先生が優しくおだやかにそう言った。人気があるのも頷ける。

「寒暖差だったり、エアコンだったり、そういったものに過剰に反応している可能性が高いですね。もっと細かい検査もできますが、原因が見つかるとは考えにくいかと」
到底信じがたい話だった。本当に、この10年余はなんだったのか。呆然としたまま診察室を後にする。

待合室で力の限り泣き叫ぶ子どもの声がやまず、イヤホンを忘れてきたことを心底後悔した。あんなにちいさな身体のどこからあんなに凄まじい声が。
前に座る1〜2歳に見える子どもは、共用のくつばこの鍵をしゃぶっている。信じられない。両親ともついているのになぜ引き離さない?子どものことがわからない。何もわからない。

スーパーの鏡に映る自分、寝起きであるせいかむくんで酷い顔をしていた。それとも太ったのか。

今夜は恋人がいないので、お刺身やらおつまみやらを1200円分も買い込む。お酒は飲まない。
silent 7話みる。

食後、恋人が帰ってきてローソンのロールケーキ2種を食べ比べさせてくれる。クリームばかりわたしにくれて、自分はスポンジばっかり食べている。

3時間ほど倒れるように眠る。起きたとき胃が気持ち悪かった。体調不良時にすべき食生活ではない。
微熱、頭痛、倦怠感。


9月26日(火)

何もなければ多分出勤していた。が、明日から3日間出張の予定があり、悩んだ末に仕事を休んだ。
がんばればいける、程度のコンディションであるがゆえに中途半端な罪悪感がある。明日倒れるよりマシだと言い聞かせてこんこんと眠る。

夕方、出張に必要なものを取りに行くためオフィスへ向かっていたら、途中の駅でオフィスの鍵を忘れたことに気がついた。
泣きたい気持ちで引き返す。歩くたびにがんがん痛む頭が煩わしい。


9月27日(水)

出張初日。10時前に岡山入り。
岡山のエスカレーターは立つほうが左。

薬で頭痛をごまかしながら働く。
鼻声のとき、なんとなく自分ではないような感覚で仕事ができる。浮遊感みたいなものがある。

路面電車に乗った
ご当地っぽいもの食べたかったけど、満身創痍で駅ラーメン


9月28日(木)

朝の陽射しが夕陽みたいな色。

指定なしで普通車の新幹線を予約し、チケットに記載されている席に向かったらグリーン車だった。
ほんまに……?と思いながら、でも何回確認してもチケットに記載されている席の番号なので、おそるおそる座る。椅子がふかふかしている……!

新幹線のホームで流れる銀河鉄道999のメロディを聴くと泣きそうになる。これまで新幹線に乗るときはいつも、大きな決断や感情の動きがあったせいかもしれない。これからは多分日常になる。

広島で上司と同行営業。夜は懇親会。

おひるはお好み焼き 牡蠣ラブ

最近やたらと高校時代のことを思い出す。秋のせいか、silentを見ているせいなのか。それからスキップとローファーも読んでいるんだった。
なんて無知で愚かで眩しいんだろう、と思う。もう二度と戻れない。


9月29日(金)

ホテルでたまたまつけた占いが一位だった。いいことありそう!
ひさしぶりにアルコールを摂取したせいで目が冴えてしまい、なかなか眠れなかったわりにすっきり目覚めた朝。広島二日目、出張最終日。

緊張するとき、がんばりたいとき、ストローを聴いて自分を上げる。就活のときから変わらない。

自己肯定感が高い人、人間関係に関して良いように盛る傾向があるのではないかと思った(サンプル2)。2回会って立ち話しただけの人でも「めちゃくちゃ仲良くて」とか言う。一見ふつうに話してるように見えても、あとから「あの人はすごい自分を好いてくれていて」って言う。本気で言う。
うらやましい。わたしに足りていない要素だ。

音楽はいい。いつどこにいてもわたしにわたしを取り戻させてくれる。帰りの新幹線でaikoを聴いたら、ふっと心が緩まった。
ようやく一人になれたことが、ついにやけてしまうほど嬉しい。相手が誰であれ、終日一緒にいるのはつかれる。


9月30日(土)

10時ごろ目を覚まして、12時ごろまでひたすらベッドでスマホをさわる。至福。

ごはん食べて昼寝ののち、まつげパーマと眉毛サロンをはしご。目元が整って上がる。

夕食は今シーズン初の鍋。


10月1日(日)

「美容院帰りにアガる場所に行きたい」という理由でアフタヌーンティーを予約していた。

秋のアフタヌーンティー🍂

そのあと、「良コンディションの自分でしゃれた場所を歩きたい」という理由で西宮ガーデンズへ行った。西宮ガーデンズが大好き。
マツキヨで消耗品、ロフトでティルティルの下地(イエロー)を買う。Joueteにものすごく好みのピアスがあって、迷ったけれどやめておいた。でも近いうちに買ってしまうかもしれない。最近、自分史上いちばんくらい物欲がある。

くら寿司に寄って帰宅。
休日然とした休日で満足。

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