無職日記:4/14〜16
4月14日(水)
二度寝してしまい、13時前起床。
図書館に行こうかと思ったけれど、風がものすごく強かったのでやめた。
昨日から頭痛が凄まじい。気圧のせいもあるのだろうか。だらだらと過ごす。
昼 ピザトースト、サラダ、コーンスープ。
間食 チョコパイ、コーヒー。
チョコパイが大大大好きなのだけれど、袋の裏の小話がどれもこれもびっくりするくらい薄っぺらいので気になって仕方がない。
しかも日本語もちょっとおかしいし。もうちょっとましなんなかったんか。
夜 海鮮丼、豚肉と春キャベツのレンジ蒸し、赤だし。
炊きたてのごはんがおいしくておかわり。ここだけの話、たっぷりとバターをのせて食べました。
ピスタチオバー(アイス)。
食後『海街diary』を流しながら求人を見漁り、3件応募。
求人を見ているあいだは、なんとなく生産的なことをしている気持ちになれる。そんな気がするだけであることはわかっているけれども。
夜、ニュースを見ていると、VTRが流れた直後にアナウンサーがVTR内の誤りを謝罪した。
こういう謝罪よくあるけど、どの段階で間違ってるって気づくんやろうなあと呟くと「放送中の映像をずーっと見てる専任の人がおるねん。ちょっとでも違和感があったらすぐ調べて、間違ってたら修正内容をその場でアナウンサーに持っていくんやって」と、恋人。
いやだから、なんでそういうこと知ってるねん。たぶん着眼点が似てるんやで、と恋人。
石田千『バスに乗って』読了。
短編をいくつか読んではやめ、をくり返していて、やっと読み終えた。
そういえば読みかけだった、と思ってなんとなく手に取るものの、読み始めると毎回ぐんぐん引き込まれる。ほんの短いあいだ、彼ら彼女らの人生を生きた気持ちになれるのだった。
3時ごろ就寝。
***
4月15日(木)
昼ごはんを食べている最中、急激におなかがいたくなった。
ここ最近、食後に腹痛がすることも多い。べつに悪いもの使ってないのになんでかなあと思っていたら、食べるスピードがかなり速くなってしまっている様子。どうやら、一緒に食事する恋人につられているらしい。
べつに彼が早食いなわけではないのだけれども、従来のわたしは食べるのがかなり遅いので、身体がついてゆけず負担がかかっているのかもしれない。
よく噛んでゆっくり食べるよう気をつけよう。
14時ごろ家を出て、いつもとは違うはじめての図書館へ。
自転車を漕ぐこと約10分。隣接する公園のほうへ間違って入ってしまい、ずいぶん長い時間うろうろと迷った末、ようやく入口を見つけた。かなり広くて驚く。
貸出を終え、いったんは出口に足を向けたけれども、やっぱり引き返して公園を散策。
小高い丘のような場所へ登ると、ひらけた視界に色とりどりの緑がまぶしかった。
引っ越してきてから、晴れた日の神戸は山がとてもうつくしいと知った。
ベンチにこしかけて、高山なおみ『帰ってきた日々ごはん②』読む。
①は貸出中だったので②を借りた。日記形式で綴られた生活の記録とおまけのレシピが収録されている。
今後影響を受ける可能性、大いにあり。淡々とした中にも料理や人にたいする情熱と愛情が垣間見える、彼女の文章がずっと好きだ。
スーパーに寄って帰宅後、映画『めがね』を流しながら、津村記久子『エヴリシング・フロウズ』読む。
昼 豚と新玉ねぎの卵とじ丼、わかめと豆腐とえのきのおみそ汁。
間食 塩バタかまん、チョコレート、ミルクティー。
夜 鶏むね肉と新玉ねぎの南蛮漬け、サラダ、やみつきピーマン、わかめと豆腐とえのきのおみそ汁、ごはん少し。
南蛮漬けがとってもおいしくできた。おなかの調子が良くないくせに、つい唐辛子をしこたま入れる。
MOW いちご練乳味。冷凍庫の引き出しがきちんと閉まってしなかったのか、かなり溶けてシェイクみたいになってしまっていた。
太ってから元に戻すために痩せるよりも、現状維持をするほうがうんと簡単だとわかっているのに、お菓子をやめることができません。
aikoのツアーグッズが発表された!
うれしかったので、今日は過去のグッズのトレーナーを着ていた。
今回はTシャツとハンカチが特にかわいい。この2つは買いたいと思う。
ライブは、5月の大阪公演に申込済み。ひさしぶりのライブ、どうか当たりますように。
深夜、恋人におすすめされたドラマ『アップロード』の1話を見る。
海外ドラマには苦手意識があってちゃんと見られた試しがないのだけれど、これはかなりおもしろい。続けて楽しめそうな予感。
ベッドで日記を書いて、3時ごろ就寝。
***
4月16日(金)
今日のランチは週に一度のお楽しみ(と決めている)、大好きな「神戸アジアン食堂バル SALA」へ。
以前食べてすっかり虜になってしまった、日替わりのクンパッポンカリーを食べた。
食べている最中の感情を一言で表すならば、「ありがたい」というのがもっとも近い気がする。
こんなにおいしいものをつくってくれる人がいて、それを食べることができるなんて、本当にありがたいこと。
気分が良いと、この先のぜんぶなんとかなるような気がしてくる。
『愛がなんだ』のテルコ理論でいくと「恋愛運と仕事運は比例しない」。いま恋愛運が下がるくらいなら仕事なんてどうだっていい、と思えてくるのだ。自分でも、かなり危険な思考だということはわかる。
恋愛に溺れるという経験は、5年後、10年後に「いや〜あの頃はほんとどうかしててさ……」と思い返すからこそ含蓄があったり笑えたりするのであって、渦中にいる人間が滔々と語るぶんには、まったく空っぽだし笑えない。
夕方、大好きなアパレルブランド「flower」のインスタライブを見てしまう。
見てしまう、と書いたのは、見るとどうしようもなく物欲を掻き立てられることがわかりきっていたから。
案の定、ここ最近なりを潜めていた欲望がどうしようもなく高まった。
朝 はちみつヨーグルト、コーヒー。
昼 クンパッポンカリー、ごはん、スープ、サラダ。
間食 チョコパイ、カフェオレ。
夜 南蛮漬け残り、つくね2つ、サラダ、キムチ、ごはん。
プリンアラモード、カフェオレ。恋人が買ってきてくれたのでつい……。
夜、帰ってきた恋人に、インスタライブを見て欲しくなったものの話を一方的にまくしたてる。
この形と色のデニム、ずっと探してたんよなあ。でも前買いそびれたスカートも再販の予約はじまってるし。あ〜でもこのブラウスたまらんかわいいし、このバレエシューズの色味も絶妙なんよなあ。そういえばあのネックレスも前から欲しかったんやった……。
ひと通りふんふんと聞いたあとで、「デニムとかバレエシューズはがんばって探せば安くで似たようなんありそうやし、そのぶんトップスとかに回したらいいんちゃうん、flowerならではの」などと的を射たことを言うので、いやあほんまにそうなんよ!わかっとるなあ!と、つい大声を出してしまった。
でもなあ、どんなに見た目や着心地が良かろうとも「flowerで買った」ていう事実には代え難いんよなあ、着る時のテンションが違うというか。
そう言うと、そやんな、結局そこやんな、わかるで、と頷く。わかってくれている、ありがたい。
でも、着飾るためにはお金がいる。
無職の身ではさすがに即決できなくて、いったんすべて保留とした。
津村記久子『エヴリシング・フロウズ』読了。
舞台は大阪、中学生たちの物語だった。ストーリーとは直接関係のない細々とした描写まで抜かりなく津村さん!という感じで最高に好き。
けっこうシビアなシーンにもシュールな笑いが散りばめられていて、何度もふふっと笑ってしまった。
後半は主人公たちが高校受験に臨む展開だったこともあって、自分の高校の合格発表の日のことを思い出した。校門を出てから校舎をふり返り、志望校が母校になる、と思ってじーんとしたことを。
鮮やかな日々、もう10年近くも前のことだなんて。嘘やろう。
そういえば、どういう流れだったか、ミッフィーの人形でトントン相撲に興じた。
青いほうは体幹がなっていない(?)のか、何度やってもすぐ倒れてしまう。
ベッドに入り、恋人が眠ってからもずうっと服の通販サイトを眺めてしまう。
4時ごろ就寝。
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