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現役若手姉妹社長が大切にするブランディング戦略

#ブランディング #起業 #マーケティング #HUCKJPN #HUNTERCITY #戸村光 #塚田眞琴

【スピーカー】

塚田眞琴さん (B-MONSTER 社長)

今回のスピーカーはなんと21歳にしてB-MONSTERを起業された塚田眞琴さんをお迎えし、起業するにあたっての会社のブランディングについてお話していただきました。


1.B-MONSTER

皆さんも一度は耳にしたことがあるであろう”暗闇フィットネス”

その暗闇で行うボクシングフィットネスこそが、塚田さんが2016年に起業したこのB-MONSTERなのです。

B-MONSTERは国内に9スタジオ、国外では台湾と上海に4スタジオを構えている、ボクシングに特化した暗闇フィットネススタジオです。国内のスタジオの中の1スタジオはなんと羽田空港に空港職員向けに展開されているのです!

そしてB-MONSTER会員数はすでに1万人以上。またその売り上げは、5期目にして30億円をも売り上げたのです!

このように急成長を遂げたB-MONSTERですが、現在に至るまでB-MONSTERに対しての塚田さんのこだわりが満載だったので、今日はそのブランディング戦略とこだわりについて共有していきたいと思います。

・従業員

国内だけで従業員の数はおよそ150人。

B-MONSTERの従業員への社内での扱い方や給与体系がこれまでのフィットネスジム業界とは大きく違うのです。

まずこれまでのフィットネスジムの従業員といえば契約社員が多かったものの、B-MONSTERでは従業員のすべてが正社員だそうです。

もともと、フィットネス業界で働く人たちは体が動けるときまでしかフィットネスジムで働けない傾向があったのですが、塚田さんはこの概念を変え、働いてくれている従業員に最後まで働けるような環境を整えたのです。

なので実際に年齢や体力的にインストラクターとして働けなくなったとしても、そのあとは本社で働けるという構図を確立されたのというのです。

給与も、普通のグループインストラクターのなかでは一番高い給与に設定したりなど従業員に向けてのこだわりが強いということがB-MONSTERの特徴でもあるといえるのではないでしょうか。


2.創業の原点

塚田家は年始に家族のメンバーがそれぞれに”今年の目標”をかかげる習慣があり、そこで塚田姉妹は”ボクシングで痩せる”という目標を掲げた。しかし近くのボクシングジムの体験にいったものの、自分たちが心から楽しくボクシングをすることができる環境はなく、これだと痩せるまで続けられないな、と思ったそうです。

このことをSNSにアップしたら、ニューヨーク在住の塚田さんのお友達が、ニューヨークには暗闇のフィットネスがあるとのことで、ニューヨークに旅行に姉妹で行った際、その暗闇フィットネスの体験を行い、自分にあったフィットネスを見つけた!そう実感したそうです。

その当時は日本に暗闇フィットネスというものがまだなかったため、また日本人と暗闇フィットネスが相性がいいということで、日本での需要を確信し、日本人向けの暗闇フィットネスということでB-MONSTERを開業されたようです。


3. 会社を展開していく上で最初に注力したこと

・広告費(PR)に力とお金をかける!

B-MONSTERは創業時に第一号店として銀座にオープン。その時にはなんと記者と芸能人を交えた記者会見を行ったそうです。これらは会社を大きくするための戦略でもあったのです。

タレント(芸能人)を呼ぶことでより多くのメディアに記者会見に来てもらうようにしたそう。そのタレントも、B-MONSTERの顧客のターゲット(ペルソナ*)が20代から30代の女性ということで、女性のあこがれである道端アンジェリカさん、健康志向のイメージとして松村邦洋さんに来てもらい、メディアも女性誌を中心に来てもらえるよう戦略を立てて挑んだ記者会見だったようです。

またPRとして、インスタグラマーなどのインフルエンサーに無料体験を開くなど、大胆なマーケティング戦略を行われていたのです。

・認知度を上げる

広告とPRに大金と力をそそいだ理由として、認知度をとにかく上げていくためという理由があったようです。

フィットネス業界は競合他社が多いため、B-MONSTERにしかない特徴をなるべく多くの人に広めサブスクを増やしていく必要があったのです。最初に広告費として大金を使うことで一気に認知度を高め、サブスク数を増やすことに成功したのです。

この、起業したばかりに塚田さんが行ったブランディング戦略はフィットネス業界に限らずすべての業界で適用することができるのではないでしょうか。

ペルソナ*:サービス・商品の典型的なユーザー像のことで、マーケティングにおいて活用される概念。実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイル……などリアリティのある詳細な情報を設定してい。(引用


4.塚田さんのこだわり

フィットネス業界の競合他社にありがちな”フランチャイズ”。

ですが、B-MONSTERではブランディングにとてもこだわっているため、フランチャイズにしてしまったら”かっこいいジム”というこだわりを隅々まで行うことができなくなるかもしれないという懸念が、フランチャイズにしないという決定に至った大きな理由だそうです。

それでは塚田さんが思う”かっこいいジム”とはいったいどういったものなのでしょうか。塚田さんいわく、塚田さんのこだわりはあくまでも塚田さんの感覚的なものとおっしゃってはいたものの、そのこだわりがとても細分化されたものだったので紹介したいと思います。

<塚田さんのこだわり>

・基本的には通っているということ自体がステータスであるおしゃれなジム。

これはただ単に”ジムに通っている”というのではなく”B-MONSTERに通っている”というB-MONSTERに通っているだけでおしゃれなイメージがその人自身につくようなジムを作りたかったというこだわり。

例)”コーヒー飲みに行かない?”ではなく”スタバに行かない?”のイメージ

どういうことかというと、コーヒーを飲むときに選択肢はたくさんあるものの、その中でもコーヒーがおいしいのはもちろん、ブランディングがしっかりされていて行くだけで少しおしゃれな気分になれるスタバを選ぶ感覚で、ジムに行くではなくB-MONSTERに通っているということ自体をステータスにしたいということなのです。

他にも、

・痩せる=がりがりじゃない。(努力して筋肉をつけた体がかっこいい)

・ジムの内装、外装にこだわる。(色合いの統一、高いけど意味のあるものにする、など)

など塚田さんのB-MONSTERにかけた情熱と思いがB-MONSTERを成功へと導いたのではないでしょうか。


まだ学生で、ビジネスの知識が乏しい私ですが、HUNTERCITYの授業でインプットした内容を自分なりにアウトプットしていきます!温かい目で見守っていただければ幸いです🌼また誤っている個所や補足などがあればコメントをお願い致します。


最後まで読んでいたき有難うございました😊



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