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大人も楽しい絵本

急に朝晩が涼しくなり、夏も終わったんだな…と感じる今日この頃。

ということで、

今回は夏の疲れも吹っ飛ぶような絵本の紹介です。


『へろへろおじさん』

こどものとも 2014年2月号

(佐々木マキ / 福音館書店)

とおくのまちにすんでいるともだちに手紙をかいたおじさん。

その手紙をポストに入れに行きたいだけなのに、

なぜか悲劇が続くストーリーです…。

なぜか階段にボールがおいてあってすべったり、

歩いて通ったところに、2階でマットを干していてマットがずりおちてきたり…。

うまくかわせたらいいのに、おじさんはなぜかひどい目にあってしまうのです。

おじさんはなにもわるくないのに…。

(なかなかポストにたどりつけない…。)

でも、そんな日って誰にでもあると思うのです。

(このおじさんほどじゃないかもしれないけど。

読んでもらうとわかるけど、とってもひどい。)

でも、最後にはちょっぴりいいことが。

いろんなひどいことがあったけれど、

(ほんとだったらとってもつらい。)

たった一回のいいことで、よし頑張ろう!と

思えたりする。

(おじさんは頑張ろうなんて言ってないけど。

でも一応手紙も無事出せたし。)

別に教訓めいた絵本ではないけれど、

なんだか大人のわたしが頑張ろうと思えるのです。

だんだんへろへろよろよろになっていくおじさん。…愛しい。

子どもは5、6才くらいから。

どうぞお楽しみください。

(※今はハードカバーになって出版されています。)


『ぶんぶん ぶるるん』

(バイロン・バートンさく / ほるぷ出版)

こんどは、やつあたりが次から次へと伝わっていくお話です。

ぶんぶん ぶるるん 飛んでいるみつばち。

扉のページではなんだか情けない顔をして飛んでいるけど…

おはなしが始まるとなぜか怒っている!?

そして

「みつばちちくりとおうしをさした。

    おうしは、びっくりはねまわる。

    おかげでめうしは、ごきげんななめ。

    みるくしぼりのおばさんを みるくといっしょにけとばした。」

…。

そんな風にいらいらむかむかが伝染してゆくのです。

最初はやつあたりされておどろき、

おどろきからいらいらむかむかに変わって、

目の前の物や人、動物にやつあたり。

みんなめちゃ怒ってる…。笑。

そして最後まで見ると、

なぜ最初にみつばちが情けない顔をしてから怒っていたのかがわかります。

バートンのユーモア溢れる絵がまた最高。

絵だけでも成立する絵本です。


どちらもHOSHIDOに入荷しています。

ぜひ、ほっこりしにいらしてください。


(『しりたがりやのこぶたくん』も入荷してます!)


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