見出し画像

20200126ひのはら地球の学校レポート「道づくり インドアプログラム②ピタゴラスイッチ」

コロナウィルスが世間を騒がせています。

学校が全面休校になり、不安を感じているお子さんも沢山いると思うと心が痛みます。

家族で過ごす時間が長くなると思います。大人も不安でいっぱいかもしれませんが、目の前の愛する子どもの今を見つめ、新しく生まれた時間を使って、子どもと何かしてみようか?子どもは今、なにに関心を持っているのだろう?と一緒に考えることが出来れば、今までとは一味違った学び方を学ぶことが出来るかもしれません。

ピンチはチャンス。

与えられた機会を、たくさんの工夫を重ね、家族みんなで乗り切って行きましょう!

今日は、1月26日に開催しました「ひのはら地球の学校 インドアプログラム」のレポートです。
今回は、前回フィールドワークの振り返りと、みんなでピタゴラスイッチの装置を作ってみました!!
 
昭島にありますUnion-Aに集合したみんな。
大きなテーブルを囲んで、フィールドワークの写真を見返します。
 

おおおーー!ぼくたち、わたしたちって頑張ってるじゃん!
失われつつある記憶が、写真と振り返りの言葉を通して、子どもたちの頭に鮮明に蘇ります。

「みんなが作っているこの道はね。これからずっと・・・100年後も使われていく道なんだよ!ていうことはさ・・・みんなが結婚するときには奥さんと通ったり、自分の子どもと通ったり、孫にね、おじいちゃんがこの道を作ったんじゃよー!とか言えちゃうかもしれないんだよ?!」
 
「えーーーー!!!」
 
「だからさ・・・この道をどうしたら、ずっとずっと使って貰えるのか考えてみよう!」
 
シーーンと静まりかえるみんな。考えてます。
 
男の子がポツリ・・・
「公園・・・とか?」
 
「公園!いいねー!!じゃあ公園にあるものが、あったらいいかもね」

 
「ブランコー!」
 
「すべり台!!」
 
「川まで行けるようになったらいいよね!」
 
少しずつみんながアイデアを出してくれます。
 
「公園なら、トイレも必要だよ」
 
「ベンチもあったほうがいいね」
 
他にも迷路や忍者屋敷のような仕掛け、迷子にならないように地図もあった方がいいよね。など、色々な意見が出て楽しい一時です。

 
「みんな!ありがとう!!これから、こういう色んなものを森に作っていけたらいいよね!!それで、今日は森の地図を作って貰う予定なんだけど、なんか普通に画用紙に地図描くのもつまんないし、前にピタゴラスイッチをやりたいっていう意見があったから、今日は、ピタゴラスイッチで森の地図を表現して貰います!!」
 
「はーーーい!(待ってましたー!)」
 
ご家族には前々からピタゴラスイッチを作るので、家から材料を持ってきてくださいとお願いしていました。
・・・すると、、めちゃくちゃ持ってきてくれました(笑)
自動車の家族は、家からありとあらゆるものを持参。地球の学校の方でも、段ボールや文房具、いらなくなった小物などをたくさん持って行きました。

まずは材料をかき集める子どもたち・・・
設計図を書く子とかもいるのかな?と思いましたが、基本的には、みんな手を動かしながら考える派のようです。さすが子どもは直感力が高い。ゴミとすら、しっかりと対話を交わしながら組み立てていくんです。

お母さんのサポートを受けながら、ダイナミックに作る彼。
途中、飽きてしまうシーンもありましたが、私が「森を表現して欲しい」と言ったのをちゃんと聞いていて、紙コップには木と空が描いてあります!
 

こちらは家族4人で大掛かりな装置づくり!ディズプレイボードやカーテンレール、ゲーム箱など全て持参です(笑)
こんな家族だったら毎日、楽しいだろうなぁ・・・
 

真先に私が用意した鉄筋をゲットした兄弟は、ビー玉を通すと綺麗な音を奏でる装置を作ってくれました。雨粒のようにいっぱい流すと、とても綺麗な音色が♪
兄弟喧嘩が勃発して涙を流すシーンも見られましたが、2人とも忍耐強く装置作りに臨んでいました。お父さんも黙々とお疲れ様でした!

 
昨年のサマースクールに参加してくれた彼は、ものづくりの天才!!集中して黙々と形を作って行きます。シンプルなのに細かな動作が仕込まれていて、ほんと!流石としか言いようがありません。今回は、たっぷり製作に打ち込めたね〜

彼の弟くんはお父さんのサポートを受けながら、大人ならではの小道具を活用した装置を、何度もやり直しをしながら作り上げました!

こちらは高校生とお母さんの大人チーム。
机の高低を利用したダイナミックな動きの装置は、ちょっとでもズレるとレールからビー玉が脱線してしまいます。なかなか奥深いぞ!ピタゴラスイッチ!!
 

こちらはストローや紙コップを使って上手に道を作っています!しかし、悔しいかな時間内に完成出来ず・・・涙を吹きながらチャレンジしていました。あーー!悔しい!!そんな風に思う気持ちって本当に大切だと思います。いっぱい失敗して、たくさん成長しようね。作りかけの装置は持ち帰ったので、きっと家でもチャレンジしたはず!

こちらはスタッフのごっち親子。お父さんが必死で、娘ちゃんはフラフラ〜と木の板と粘土、紙コップを使って森の灯台を作ってくれました。私もこういう子で、よく父親に怒られてたww
みんなそれぞれ興味のあることをやったら良いと思うよ。
 
時間に制限のある中で、1回試作運転を披露し、その後、手直しして最終発表会という流れでピタゴラスイッチ作りが行われました。
 
家族みんなでスカッと終わらせられた子。
悔しくて涙する子。
作り足りずにモヤモヤする子。
 
など多様な子どもたちの姿を見ることが出来、本当!ものづくりって奥が深いよな。と思う一日となりました。

長い春休みが到来した子どもたちへ!
こんな時は、家の中のガラクタを集めて、家中をピタゴラスイッチの装置にしてしまったらどうでしょう??
それを友達や家族と披露しあえたら、もっと楽しいよね!!
 
ゆかんこも海でピタゴラ装置を作ったりしているよ。

 
ものづくりに溢れた春休みなってくれたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?