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ひのはら地球の学校とは(for staff)

ひのはら地球の学校とは

ひのはら地球の学校とは、
一言で言うと、

「自分たちの遊び場は、自分たちで創っちゃおうぜ!!!!!」

という0(ゼロ)からの創造を楽しむ学び場です。

ドーーン!

s_地球の学校


↑こちらは代表わたなべの妄想をイラストレーターもんでんさんにイメージイラストとして作画して貰いました。

これはあくまで!私の妄想であり、子どもたちは、もっともっと大きくて大人が想像出来ないようなビジョンを描く力が隠されています。

始まりのきっかけとなったのは、探究学舎の宝槻さんのアドバイスです。

今の子どもたちには大人が決めたルールがある遊びしかない。サッカーとか、テレビゲームとか。でも、本当は子どもたち自身が遊びや遊び場を創る場所があったらいい。

現在の子どもたちは、誰かが作った創造物をただ消費するばかりで、自らが持つ創造力を育てる経験が、不足しています。

どんなに狭い道でも、短い階段でも、自分たちで作ったものには思い出の物語が宿ります。
そこには試行錯誤や工夫、そして達成感が込められているからです。
 
0(ゼロ)から創り出す経験から、子どもたちに、結果に捕らわれずプロセスを楽しむ力、そして、ビジョンを持って創造する力(イノベーションを起こす力)を育てて欲しいと思います。

お山を探せ!!

宝槻さんのアドバイスにビビビッ!!!と来たOSOTOは、自分たちで遊び場が作れ、そこから学びを得られる山林探しを始めました。
日本は国土の7割が森林という世界有数の森林国家です。なかでも檜原村は村の9割以上が森林という森林村(笑)
とは言え、家族と集い、チャレンジが出来る森林を探すのは、とても難しいです。
 
お山ってどうやったら貸して貰えるのよ?分からなーい!!
 
そんな森林探しの中で出会うことが出来たのが(株)東京チェンソーズ!
檜原村を中心に活躍する若手林業集団です。東京チェンソーズは、森で採れた木を街に届ける「森デリバリー」や、家族で杉の苗を植え、定期的なイベントに参加しながら20年後の収穫を待つ「美林倶楽部」など、多くの方々に木の魅力、木ある暮らしを伝えるための活動を行い、東京に100年の森をつくるため、所有林に「FSC® 認証」を取得し、未来の森づくりに日々、励んでいます。

この度、東京チェンソーズとOSOTOの思いが合致し、ひのはら地球の学校の舞台として、FSC® 認証を取得した所有林を使用させていただけることとなりました。
 
地球温暖化対策のカギを握る日本の森林ですが、林業の事業承継者不足や山主による森林放置など、多くの課題を抱えています。
 
その中で、森林の環境保全と地域社会の利益に配慮し、継続可能な形で生産された木材に与えられる国際的な森林認証制度である「FSC® 認証」を受けた日本の中でも有数の素晴らしい森を舞台に、子どもたちが活動出来るのは、とても意義のあることです。

参考資料「FSCは森をまもる」

https://www.wwf.or.jp/activities/upfiles/FSC0819new.pdf

OSOTOと東京チェンソーズが、ひのはら地球の学校で提供したいのは、自然の中でのレジャーではありません。自然の中での「学び」です。一過性で、流行により移ろいゆくサービスを提供するのではなく、末永く愛され、子どもが自然と仲間と対話を交わし、多くの学びを得ていく体験学習です。
 
この体験学習の中で、SDGsのこと、地球温暖化のこと、林業や地方創生のこと・・・多様な学びを子どもたちに得て貰いたいと思っています。

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森の中で探究学習してみよう!

2020年スタートの学習指導要領でも取り入れられ、イエナプランや国際バカロレアなどの普及により注目を浴び始めている探究学習。
英語ではプロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)と呼ばれています。
 
多くのアプローチがある探究学習ですが、ひのはら地球の学校では「つくることから学ぶ」・・・クリエイティブラーニングを実施いたします。
子どもたちが0(ゼロ)から道や遊び場、作品などのアウトプットを創る中で、必要な知識を大人たちは伝授しサポートしていきます。

探究学習を行う上で、ひのはら地球の学校が大切にすることは

・選択権は子どもが持つこと
・居心地のよい場所を共につくること
・自由で制約のない素材を使用し、好奇心を発揮させること
・没頭できる環境をつくること
・仲間との学び合いを育むこと
・仲間と共に生きる力を育むこと
・多様性を知ること
・クリエイティビティを伸ばすこと
・創造プロセスを受け入れ楽しむこと
・本物との出会いの中で、未来をつくるリーダーを育むこと
・当たり前となった伝統や文化をリスペクトし、アップデートすること

です。
子どもの主体性を大切にし、軍隊的・訓練的ではないか?大人の都合で制約が多くなっていないか?を常に確認しながら、子どもたちのサポート、声掛けを行ってください。
 
もちろん!子どもたちの安全を守ることが一番大切です!!
子どもたちに大きな危険が及ぶような行為が見られた場合には、厳しく指導をお願いします。

また、“自由にさせること”と“ほったらかすこと”は別です。子どもが何をやりたいのかを伝え合い、最後には、彼らの体験や思いを共有する時間を持つことで、遊びや体験が「やりっぱなし」になることを防止します。

ひのはら地球の学校が目指す姿

地球は、この惑星の中で、一番美しい星だと思います。
豊かな緑と水を有する地球を舞台に遊ぶことは、とても幸せなことです。
 
そんな地球が悲鳴をあげています。
私たち人間が原因となり、美しい地球が保たれない可能性があります。
 
地球を大切に思える子を一人でも増やしたい。
そんな思いを込めて「ひのはら地球の学校」と、名前を付けました。

子どもたちが、地球が抱えてる問題に当事者意識を持つためには、まずは、自然と繋がることが必要です。
都会のビルに囲まれながら、SDGsを学んでも、地球温暖化を調べても、それを自分事として捉えるのは難しいと思います。
まずは、身近な自然と触れ合うこと、自然の中で思いっきり遊び、自然と共に生きているということを知ることからスタートします。
 
そして多くのプロジェクトの中で、先人の知恵を学び、日本人が本来兼ね備えている力を引き出していきます。私たちは本来、何もないところから何かを作り出し、それを伝承する力を持っているはずなのです。

これらの力は、AI時代を生き抜く子どもたちに必要な力にも繋がるはずです。
自然育ちの子どもたちが、社会のリーダーとなり、世界を、地球を救っていく。そんな未来を夢見ています。

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