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通信費を1万2千円減らし服も大量に捨てた私は今後は何を捨てるのか

気にはなっていた。はい。気にはなっていた。通信量が多いなーって気にはなっていた。格安 SIM にしたら安くなるんだろうなとも思っていた。いや、知っていた。でも毎日毎日やることがいっぱいで、とてもそこまで出来ないという感じだった。私は性格上、自分がちゃんと納得しないと前に進めない。私の機種で使えるのか、私の使い方で安くなるのか、そんなことをぐるぐる考えて、いつも時間切れ。「そんなこと考えている時間ないし!」と、通信費のことはいつも後回しになってた

コロナの前、ノマドワーカーだった私は、移動する先々で仕事をしていたので、携帯自身にWiFi 機能を持たせていた。つまりテザリングだ。wi-fi とスマホ、2台持つより、1台に収まっていた方が良いと思っていたから。そしてテザリング付きプランでも、結構高いのを契約していた。ビクビクしてその都度容量を追加するぐらいだったら、最初からどーんと容量が大きい方がいいと思っていた。公共施設で講演会などを開くとき、Wi-Fiがない施設もあったから、そういう時は自分のテザリングでネット上にあるパワポ資料を開いていた。それでも50ギガは使い切れていない……うすうす気がついてはいた。

そしてコロナになって引きこもり生活をするようになっても、その見直しはしなかった。一日中家にいるんだからテザリングなんか1ギガもいらなかったはずなのに……。

通信費が1万5千円をこえ、いよいよ「この額は異常だ」と思った私は、友人にメールをした。私は通信料見直し相談を仕事にしているファイナンシャルプランナーの友人がいる。その人に仕組みを聞いて、とっとと切り替えればいいとはうすうす気づいてはいた(笑)
彼女とは去年の1月に会う約束をしていたのだけれど、私の方がコロナにかかってしまい、その約束が流れ、それっきりになっていた。

「通信料の見直しをしたいんだけど、プロとして、私の相談に乗ってくれないかしら?」

彼女は、コロナが一段落?して再び外で仕事をし始めている私にぴったりのプランを考えてくれた。実際に私が使用しているギガ数を調べ(これすらしていなかった)これぐらいだったら私が不安なく使えるんじゃないというデータ通信料20 GBを提案。本体にかかっている不要な保証を全部カット。

この、保証をカットすると携帯を壊さなくなる魔法発動については後日(笑)

iPhone ユーザーだったので、会社は SoftBank 一択だと思っていたが、格安 SIM の場合は会社によって選べるらしい。私が選んだIIJmioのプランは、au 回線だった。ちょっと乗り換えに勇気がいるかもと思っていた。でも、長期契約で私がSoftbankからいただいているものは月々300円くらいのペイペイポイントくらいだ。そんな小銭の為に使い続ける義理もないのかもしれない。
ちなみに、同時に診てもらった旦那は、yumobile にした。彼はSoftbankのままだ。私よりさらに安くなった(笑)

というわけで、日本に帰国してから23年間ずっと使っていた Softbank にサヨナラをした。ちょっと心が痛んだ。今でも SoftBank の前を通るたびに、お父さんとペッパーくんに軽く会釈する。

さてこちらが私の11月分の携帯料金表

基本料は安いんだな

こちらが私の12月分の携帯料金表

分割払いの機種代が残った

まだ機種代の月賦が残っているが、この支払いが終わったらここがゼロ「0」になる。

移行先の IIJmio のプランは、こんな感じ。

私は一番データ量の大きい20ギガプラン。1か月2,000円だ。

ざっくり計算して今まで15,000円かかってたのが、2,000円になったので13,000円のダイエットになる。これは大きい。1年で156,000円になるコロナの間3年では、468,000円になる。愛用しているギターがもう一本買えるぐらい大きな値段だ。

「気にはなっている」ことをリストアップ

そうやって気にはなっているけれど手をつけていないことってものすごくたくさんあるよね。

読み終わっているのに本棚にある本(私はすぐ読むので「積読」はない)
引き出しの奥にある欧州統一前のフランスやイタリアの小銭たち
整理されたファイルの横にある、整理していない紙の山
デジタル化していない VHS テープなどなど
一番気がかりで、毎日目に触れて、しかもどうしたらいいかわからなかったのが服だ。

私は黒が大好きなので、服もほとんど黒で、クローゼットや引き出しを開けると、黒い布がぎゅうぎゅうに入っている状態。一枚ずつ取り出さないと、それが何の服なのか分からないといった始末。中にはもう着ない服も、毛玉のついた服も、それから太ってしまってサイズの合わなくなってしまった華奢だった時の服も、全部入っている。よくよく考えたら今言った3つの理由は全部捨てていい理由なはずである。

決断を先送りにし欲しいものが手に入っていない

選別する時間が取れない。選別する理由に確信が持てない。私はずっとそう思っていた。そうやって先延ばしにした結果、ギターが買えたな……という状況になっているのである。服と通信費は違うが、根底に流れている私の問題は同じだ。決断を先送りにし欲しいものが手に入っていない

私は、通信費ダイエットの成果を感じた瞬間「このタイミングだ!」と思った。そして上の3つの条件の服、もう着ない服、毛玉のついた服、サイズの合わなくなってしまった服を全部、広げて眺めたりせず、捨てまくった。眺めてしまうと、前を通るだけでペッパーくんに申し訳ない気持ちになるSoftbankのような事になってしまう。

はい、さよなら。はい、さよなら。次々と別れの言葉をかけ、ゴミ袋に入れて入った。大きな袋に二つ、パンパンの洋服の袋ができた。迷いの原因にならないよう、売ったり譲ったりもせず、資源の日に回収してもらった。さよなら!

リストに書けるくらい減った服

ボトムス(6)
ジーンズ、ダメージドジーンズ、革パン、黒パンツ、ロングスカート(夏冬各1)
トップス(9)
夏冬各3、シャツ2、サマーセーター1
アウター(3)
革ジャン、コート、ダウンコート

本当の原因は過去の決断への執着

自分が買い揃えた物、契約したものに対して、いつまでも責任を感じていたような気がする。でも時は常に流れていて、買った時の私、契約した時の私とは思考が違うはずなのだ。だからそこはもっと軽やかに変わっていかなければいけない。

既に私は、20ギガでも多いなと気が付いている。すると心のどこかで「いやせっかく契約したんだし」という変な気持ちが頭をもたげてくるから、染みついてしまった習慣は怖い。いやいや切り替えはいつでもできるしと笑い飛ばす。

通信料と服を捨てて、いや、過去の思考の産物を捨てて身軽になった私は、次は何のしがらみを捨てて身軽になろうかと考えている。

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