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戦略性、くじける【介護】

私のストレングスファインダーでの最上位は「戦略性」
何に対しても、ざっくり計画を立てて、根本的なことを見失わないように微調整しながら進むのが好き。もちろん第2の案、第3の案は常備。
もちろんうまく行かない時もあるけれど、想定外のことはあまり起きない。もし起きても

あ、そういうことあるんだ。第2の案の途中くらいで起きるだろうと思っていたけど、今なんだね。

いつもそんな感じだった。

去年の秋から介護が始まったんだけど、もう、信じられないくらい想定外のことだらけ。もちろん、制度を勉強し、本も読み、こういう時こそ戦略性を発揮しないと!と、計画を立て頑張った。つもりだった。

まずは姉妹による役割分担。実家に近いところに住む妹には、妹にしかできないことを担当。例えば、車を出しての通院、対面での手続きなど。私は遠い東京から、ネットを使ってできることと、契約や申請など少し面倒なことを担当。

父と母、それぞれにヘルパーさんを配置、デイサービスにも定期的に通って生活にリズムを付けつつ、肉体的に無理になってきた風呂掃除などは家事支援を委託。

介護保険内でやりくりし、はみ出してしまった部分は、申請して補完。

二人がおだやかに朗らかに暮らせるよう、時々旅行やイベントを企画する。なんなら、同時に実家の片付けもゆっくり進めるくらいの余裕がある計画だった。

ところが

実際、毎日色々なことが起きる。ハプニング集ができそうなことのオンパレードだ。そもそも本人の状態がどんどん変化する。歩けなくなる、歩けないことを覚えていられなくなる、転ぶようになる。また、予告しないことが起きるとパニクる、機嫌が良い時と、悪い時の差が大きい。オムツが必要になる、オムツを認識できない。などなど……。
ヘルパーさんへの依頼も、その都度変化する。本当は依頼内容を変更する時は担当者会議というのを開かないといけないのだけど、結構大きな変更を無理言ってしてきた。それでも落ち着かない。次から次へと事件が起きる。

さすがの戦略性の私も、くじける。こうなったらこうしよう、ああなったらこうしようと考えるのは大好きなんだけど、何しろ「こうなったら」の分岐点が多すぎるし、予想しないところで大きく分岐する。

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