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厚揚礼賛オレンジマスタード炒めお弁当

厚揚げとレンコンとスナップエンドウのオレンジマスタード炒め
発芽玄米
オレンジ(デザート)

厚揚げの味付けに使ったオレンジ、残った分はデザート

気づけば今日から12月だった。
気もそぞろで慌てていると、今ここでしちゃいけないってことをしちゃう。
今朝もそうだった。
忙しいんだからしちゃいけないっていうのに、他のことに気を取られながら不精をして片手で砂糖壺の蓋をしめようとしたら、壺が倒れて、盛大に砂糖をぶちまけたのである。

こんな時は必ず、ピリピリ癇癪虫に自分の気持ちが追いつかれる前に、ワントーン明るめに、はっきりと声に出して言うことにしている

「よかった〜、ちょうど掃除したいと思ってたんだよね〜」と。

これが本当に私の心によく効く。
負け惜しみのようだが、腹立たしさが湧き上がる前に先手必勝、まるで機嫌の良い時のような高めのトーンでそう言うと、不思議に最初からそう思っていたような気になり、腹立たしさも癇癪も、蜘蛛の子を散らして逃げていく。

私は、親の言うことを何か一つでもありがたく聞いてその通りにした記憶は一度もない、とんだはねっかえりだった。だから家訓なんて当然ない。
自分がそうなのに、我が子が私の話を聞いているとも思えず「親の言うことなんて、10あったら、聞いていいことなんて1つぐらいの割合です」とも伝えている。

その10あるうちの価値ある1つが、「明るい声で負け惜しみを言う」だ。
ただ言うんじゃない、明るいトーンでまるで本当にそうでした、という気持ちで言うんだ。腹立たしさや癇癪の大波に自分の気持ちがさらわれちゃう前に。

子どもは自分で、私が言う10のことから好きな1つを勝手に選んでいるだろうから、採用されているかはわからないけれど、これが私の一押しです。

レシピメモ(鶏肉じゃない、あえての厚揚げオレンジマスタード炒め)


ごはんによく合う味付けです

<材料>(2人分)
厚揚げ 1枚
片栗粉 大さじ2〜3
ねぎ 1/2本
レンコン・スナップエンドウ 適量
ごま油 大さじ1.5

(合わせ調味料)
オレンジ果汁 大さじ2(100%オレンジジュースでもいい)
醤油・酢 各大さじ2
紹興酒・はちみつ・マスタード 大さじ1
おろしにんにく 少々(省略可)

<つくりかた>
①厚揚げ1枚を取り出したら、食べやすい大きさに切って、一度ペーパータオルで全体の水気をふく(中身は豆腐なので、切った後に結構水気が出る)。
全体に片栗粉をまぶす。

②ねぎはぶつ切りにしておく。レンコンは少し厚めに切って水にさらしてアク抜き。スナップエンドウは筋をとる。

③フライパンにごま油をしいて、厚揚げ、ねぎ、レンコンを入れて焼く。厚揚げの表面がカリカリきつね色になるまで5分ぐらいかけて焼く。

④厚揚げの表面がしっかり焼けたら、(合わせ調味料)を加える。沸騰したらスネップエンドウも投入。強火で汁気を飛ばしながら、よくタレをからめる。

※オレンジチキンもいいだけど、あえての厚揚げがおいしいんです。肉よりも加熱時間がかからず、火の通りも心配しなくていいし、胃もたれもしない。


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