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元小学校教員がお届け!国語が好きになるお話

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教員生活10年。国語を専門に研究してきました。好きな文学作品の紹介やちょっとした豆知識をお届けします。
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記事一覧

読書感想文は怖くない!! 「全国コンクール」も目指せる書き方のコツ大公開

夏休みの宿題の定番、読書感想文。国語が苦手な子どもにとっては、作文用紙を埋めるのも精いっ…

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国語の授業が「表現する楽しさ」を教えてくれた

私が「書くこと」を好きになったのは、中学校3年生の国語の授業がきっかけです。 それまでの…

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桜は散ったあとも美しい

今年の桜は、早かった。 日本各地で、統計開始以来最も早い開花を記録したそうだ。年末から1…

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世界一短い詩って知ってる?

突然ですが、みなさん世界一短い詩って知っていますか? 「知ってるよ。俳句でしょ。」と思っ…

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卒業式の定番 高村光太郎「道程」はもともと102行あった!?

道程  高村光太郎 僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る ああ、自然よ 父よ 僕を一人立ち…

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休職中に元気をもらった詩「なんにもない」谷川俊太郎

休職中だという人 心がなんだか疲れているという人 失敗をして落ち込んでいる人 そんな人にお…

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卒業のアンビバレンス

卒業の日。 別れの悲しみと未来への希望。 相反する気持ちが入り混じる、そんな1日。 同一の対象に対して、相反する感情を持つことを「アンビバレンス」という。 卒業はまさに「アンビバレンス」だ。 俵万智さん詩集「かぜのてのひら」にこんな短歌がある。 早春のアンビバレンス日記にはただ<∞(無限大)>の記号をしるす 俵万智「かぜのてのひら」(河出文庫) 出会いと別れが交差する春。 その複雑な感情は「アンビバレンス」。 言葉で表すのは難しい。 だから<∞(無限大)>。 この

春の嵐

本日は、全国的に激しい雨。 東日本や北日本の沿岸を中心に、非常に強い風が吹く見込み。 最大…

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