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ソファの前に置くリビングテーブルが低すぎて使えない問題を解決してみた

昔から、ずっと疑問だった。

リビングのソファーの前に置く「リビングテーブル」って、低すぎない?

来客があって、お茶を出されても、お茶の場所が低すぎる。
さらに、お茶から自分が遠すぎ。取りにくい。

1.ソファとテーブルを使いこなせなかった日々


なんでこういう位置取りになったのか謎なのだが、
ソファに対するリビングテーブルの高さは、激しく使いにくい。

ひとり暮らしの頃は、ソファの前にリビングテーブル代わりにちゃぶ台を置いたが、位置が低すぎてソファに座らなかった。ソファ本体を背もたれにして地べたに座り、ちゃぶ台でご飯を食べていた。

結婚してから購入した家は、モデルルームだったのでそのままソファとテーブルもついてきた。モデルルームは何の疑問もなくソファにリビングテーブルを設置してあったので、そのまま使った。

けれどやはり、わたしが一人暮らしだったとき同様、ソファを背もたれにして地べたに座る生活になった。

ソファを使うのは、寝転がってテレビを見るときだけ。それ以外は用をなさない。

リビングの広いスペースを割いてソファを設置しているのだ。来客なんて1年に数回あるかないか。家族が使ってナンボだ。

しかもソファの向かいに大画面テレビがある。家族の食事はダイニングテーブルで取っても、ひとりの時はテレビを見ながらソファに座ってご飯を食べたい。

でもごはんを食べるには低すぎるし、遠すぎる。
設定がおかしいのだ。


2.リビングテーブルを買い替えるときに激しく悩む


同じマンション内で引っ越しをして、ソファを買い替えた。ついでにリビングテーブルも買い替えようとなったとき、わたしは迷った。

また、あの使いにくい高さのテーブルを買うのだろうか?

次に買うなら、「ソファに座って、ご飯が食べられる高さ」のものがほしい。

けれど、変化が嫌いな旦那はそれに反対。

ソファの前のテーブルはこの高さ。
「そういうもんだ」を変えるのが嫌いな人だ。

どうしても、もっと便利なテーブルが欲しい

テーブルとか壊れにくいものは、滅多に買い替えない。
だから今この買い替え時が勝負だ。
どうしても、もっと便利にしたいのだ。

テーブルの高さに疑問を持つわたしと、
テーブルの高さを変えたくない旦那。

どうしたら、このふたりが納得できるテーブルが買えるだろう。


かなりいろいろとネットでインテリアサイトや、家具屋さんのホームページ、今までお邪魔したおうちなどを思い返して考えた。

そしてひとつ思いついた。



3.「昇降式テーブル」という正解


以前お邪魔したお宅に、昇降式テーブルがあった。

そのお宅はリビング狭いからと、ダイニングとリビングのテーブルを兼用にするために昇降式のものを使っていた。

便利?と聞いたら、「便利だけど、結局ソファに座らなくなり、ダイニング一択になっているのでほとんど高さを変えない」と言っていた。

確かに、ソファ用、ダイニング用と共用なら、毎回移動が発生するし、高さも変えるので面倒で高さを変えなくなりそう。

けれど、我が家はダイニングテーブルは別にある。だから、ソファの前に置くので移動はしない。

だから、高さを変えるのがどれくらい面倒なのかにかかっていそうだな、と思った。

高さを変えるのが面倒なら、きっと使わなくなるだろう。逆に、簡単に高さが買えられるなら、かなり便利なものになるだろう。

なので、とにかく実物を見てみたいな、と思った。


4.昇降式テーブルを探す旅


まずはソファを購入した家具屋さん、大正堂を訪れて昇降式テーブルについて聞いてみた。

しっかりした家具を取り扱っている店で、ホームセンターとは一線を画している。

担当者の方いわく、昇降式のテーブルなど「便利系」のものは、家具屋さんでは取り扱いが少なく、唯一取り扱いのあるものがこれです、と見せてくれた。

購入したものがこちら。
LDT ナル 105 ウォルナット


昇降式テーブルは「便利」を優先するものなので、どうしても高級感は落ちます。とのこと。確かに、周りに陳列されている家具に比べ、チープに見える。天板は合板だから、なおさら。

その割にお値段はしっかりしている。わたしの希望する大きさ(105センチ)で4万円くらい。

ホームセンター系の家具屋さんに行けば、似たようなものが1万円台から売っている。

5.昇降式テーブルのキモは「シリンダー」


どちらも見た目は似たようなものだ。なのになぜこんなに値段が違うのか聞いてみた。すると、こちらの商品は国産で、とにかく品質が良いとのこと。昇降の部分の「ガスシリンダー」の品質が外国産とは比べ物にならないほど、昇降がとにかく軽いとのこと。

実際に上げ下げさせてもらった。確かに、下げるときも上げるときも「フワッ」と上げ下げできる感じ。これなら全くストレスなく上げ下げできる。

しかも無段階調整できる。
一番下に下げればちゃぶ台の高さに、一番上に上げればダイニングテーブルと同じ高さにできる。自分の好きな高さに自由自在。

片方にローラーがついているので、横方向の移動もラク。

試しにほかのホームセンターに行って、いくつか昇降式のテーブルの上げ下げを試した。確かにものすごく下げるのが重かったり、上げ下げするのに何ステップかあって面倒だったり、最大のキモ「上げ下げ」が面倒なものばかりだった。

テーブルとか壊れにくいものは気づいたらウン十年使うことも多いので、多少高くてもケチらずまともなものを買ったほうが良い、ということでこのLDTーナル 105を購入決定。


6.リビングテーブルは世の中的にも需要が落ちていた


余談だが、リビングテーブル自体、やはり需要が落ちているらしい。

家具屋さん曰く、昔は「応接間」的なソファとテーブルのセットが人気だったが、最近はカジュアル化しているのと、日本の狭い住宅事情にあわせ、リビングテーブルは需要が減って生産自体が少ないとのこと。

最近はソファテーブルの代わりに、ソファに近づけて小物を置けるようなサイドテーブルなどが多いようだ。

何かとスマホの電源が欲しいので、これは便利そう。

キャスターがついて便利そう。しかもオシャレ。

比較的安価で、場所を取らないものに軍配があがっている。

我が家のように、そのテーブルで何か食べたい、という場合は、ソファとダイニングを兼用にできるようなダイニングセットが主流とのこと。

たぶん、こんな感じ?

みんな使いにくいと騒がないが、やはりリビングテーブルの必要性に疑問は感じていたのだろう。

ママ友や主婦仲間がいても、インテリアについて熱く語り合う機会がないため、ほかの人がリビングテーブルについてどう思っているか分からなかったが、みんな同じこと思ってたのね。とちょっと嬉しくなった。


6.わが家に来た昇降式テーブルの便利さに唸る

あれこれ探して決めた昇降式リビングテーブルが我が家にやってきた。

以前の無駄に大きいリビングテーブルは引き取ってもらい、新調したソファの前に昇降式テーブルを置く。

大きさもちょうど良くて、いざ家に置いてみると、安っぽいという感じでもない。逆に合板だから気を遣わずに使えてラクかも。

とりあえず使いやすそうな高さに合わせて、標準仕様。

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旦那はテレビを見ながらご飯を食べたい人なのだが、変化が嫌いな人なので頑なにソファに座って食べず、なぜか踏み台に座ってご飯を食べている。なので、旦那の設定は低め。

わたしがテレビを見ながら朝食を食べるときは、もっと手前に寄せて、高さをあげる。スムーズに上がるので、お茶の入ったコップやお皿が乗ったままでもこぼさずフワッと持ち上がるので便利。

ごはんを食べた後、ソファに寝転がりながらテレビを見たいときには、テーブルの高さがちょっと目線に入って邪魔になる。なので、少し下げてコーヒーを手に取れる程度の高さにする。その調整がストレスなくできるので、めっちゃ快適。

親戚の子どもが来るときには、一番低くしてちゃぶ台の高さにする。
我が家はカーペット敷なので、地べたでも寒くなくていい。

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大人数でごはんを食べるときは、ダイニングテーブルの高さに合わせてつなげることもできる。

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我が家はほとんど来客がないが、親戚がときどき来る。そのときにも応用してさまざまな使い方ができるなと考えて購入した。

しかし旦那はさっぱり想像できなかったようで、つい先日、親戚が来た時に、昇降式テーブルの無段階調整の強みを活かして、ダイニングテーブルと高さをピッタリ合わせてテーブルをつなげたときに「これ、便利でいいなぁ」とつぶやいた。

購入してすでに2年くらい経っていたが、ここでわたしが「ここまで想定して買ったのよ」とドヤりまくったのは言うまでもない。

テーブルは必要なものだが、家の中で面積を食う家具でもある。いろんな使い方をしたい人にはぜひ、この昇降式テーブルがおすすめだ。

今日もお読みくださりありがとうございました!

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