悲惨な戦後の惨状に立ち向かうトラちゃんに胸アツ!NHK朝ドラ「虎に翼」6月分コラムが掲載されました
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朝ドラ「虎に翼」、5月放送分のコラムを書かせていただき、6月分も書かせていただくことになりました。もともとめちゃハマっていたのですが、最近は大事なセリフを聞き逃すまいと手元にメモを携えて視聴しています。
前作「ブギウギ」でも戦争が描かれ、戦後の大変な時期も描かれていましたが、今回はよりリアルに戦災孤児が描かれました。
実はわたしの母は1938年生まれで戦争経験者。終戦時に7歳。それでも母の目で見た悲惨な戦争はくっきりと残っていて、わたしは小さいころから何度も母に空襲体験や疎開先でのひもじい話を聞かされました。
空襲ではほら穴に隠れて「当たりませんように」と震えながら祈り、空襲後は焼野原にご近所さんの死体がゴロゴロしている中を歩いたと。
疎開先では、よそ者が来たといじめられ、さらに貧乏すぎていじめられ。親せき宅では穀潰しと嫌がられ。
両親ともに生き残っても相当しんどい思いをしているのに、身寄りがおらずに非力な子どもだけ生き残れば、それは生きるために盗みも働くでしょう。
そして、自分がひもじいときには他人になど優しくしている余裕はないのだから、周りが煙たがることも責められません。戦争って人の心の余裕も簡単に奪っていきますね。
いつも戦争の話が描かれると複雑な気分になりますが、その惨状を救うべく寅子たちが奮闘している姿がまぶしく、今月も寅ちゃんを応援しながら視聴しましたので、お読みいただければ幸いです。
引き続きよろしくお願いします!
※画像は朝ドラ公式xよりお借りしました。
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