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面倒なことは、わたし以外の誰かがやってくれるでしょ、と全員が思ったら何が起こるのか?


趣味で、
あるサークル活動に参加している。

そこで、めっちゃモヤモヤすることがあったので、書いてみようと思う。

文句ばかり言って何もしない人

以前、自分たちで立ち上げたサークルでも、似たようなことがあったが、要は、とりまとめや会計など面倒なことを誰がやるか?というのは、必ずぶつかる問題。

以前は自分がやりたくて立ち上げた活動なので、何もしたくない、と逃げまくっていた人にもモヤモヤしつつ溜飲を下げて頑張ったが、結局ある日突然やめます、で人数不足になり解散。

その経緯はこちらに書いた。

せっかく始めたサークルで、できれば趣味をつづけたかったので、同じ先生で、同じことをやっている別のサークルに参加させてもらえるよう、先生に取り次いでもらい、無事新しいサークルに行き始めたのが先月。

今度は以前の小さなサークルと違い、10人以上の大所帯だ。

代表の方は、とても面倒見がよく、気が利く方で、サークルの説明にもわざわざ足を運んでくださり、歓迎してくれた。

以前のサークルではいろいろあったが、やっと腰を据えて頑張れるなと思っていた矢先、またまた事件発生。

新入りなのにいきなり当番を頼まれた理由

代表の方は、フルタイムで仕事をしているのだが、それに加え、親戚の介護に携わることになり、サークルをつづけるのが難しくなったというのだ。

サークルとはいえ、会議室の予約や日程の連絡などあれこれ業務がある。それを代表の方が一手に引き受けていたのだが、今後できなくなるので、手伝ってくれないかと相談をうけた。

今度のサークルは10人以上の大所帯、入りたての私はまだ全員の顔と名前さえ一致しないし、正確なメンバー数もわからない状態。わたしに声をかける前に、誰か他にやってくれる方はいないものかと思ったが

そういえば代表さんに加え、会計さんがいらっしゃるが、なぜか2人体制で着任していて、わたしたちは高齢だし、2人じゃないとできないのだけど、若い方なら一人でできるわね、来年はよろしく。と言われたのを思い出した。

よくよく聞けば、代表さんが最初はすべて1人でやっていたが、大変すぎたので会計だけでも、と他の方にお願いしたとのこと。

このことから想像するに、代表さんが、他のメンバーは、頼める見込みなしと踏んだのだと思われる。

自主サークルは、安いかわりにお手伝いがつきもの

ここで、自主サークル活動について、考えてみる。

自主サークルは、地域の公民館の会議室を借りて、安い参加費で趣味を楽しもうという趣旨で活動していることがほとんどだが、その参加費が安いのは、何よりも運営自体がボランティアで成り立っているからだ。

教える人も、有償ではあるが、対価を求めて稼ぎに来ているわけではない。学びたい人に教えたいという気持ちで来てくれている。そして参加者も、その安い参加費の裏にあるコスト、つまり運営にかかわる作業などの手伝い、という時間やボランティア的な作業の提供が暗に求められている。

だから、そういうサークルに参加するということは、自分もいずれその手伝いをする、ということだ。

けれど、以前にもいた人のように、安く参加はしたいけど、自分は何もしたくない、お客様でいたい、という姿勢の人が一定数存在する。

だが、自分が参加したい自主サークルがあって、人数も多くなくて、会費が安くて、でも何もやりたくない、参加だけしたい、というのは都合が良すぎやしないか。

わたしだって、1円にもにならない家事だの育児だの面倒くさい仕事をすでにパンパンに抱えているのに、あえて面倒なボランティアなんて進んでやりたくはない。

それに、面倒なボランティアなんかやりたくないと思う人がほとんどで、稀に役員が趣味みたいな人がいるが、それ以外はなすり合いがよく起こるのが常であることも知っている。

学校の役員決めなんかが代表的なものだが、あれは確かに役員て意味あるの?な形式的な活動も多いし、沈黙に負けた人から役員になるという罰ゲームみたいな制度だし、そもそも学校は自分が主体的にではなく、子どもが行ってるものだし、フルタイムワーカーのママなんて、限られた貴重な有休をPTAの仕事に使うなんてやってられないだろうし、避けたい人が多いのもわかる。

だが、自分自身が参加したいサークルで、人数もあまりいなくて、会費が安くて、でも何もやりたくない、参加だけしたい、というのは都合が良すぎやしないか。

わたしも昔は面倒は避けたいと思っていたが、だからこそ、面倒そうな当番がありそうなものを、そもそも避けていた。

子どもの習い事も、お茶当番がありそうな少年団みたいなのの参加は避けて、スクールに行かせた。自分のことならまだしも、ママ同士はさらに面倒そうなトラブルを結構聞いたのと、残念ながら息子がまったくスポーツには興味を示さなかったのも理由だが。

そのぶん、学校のPTAなどは知り合いを作ったり、先生とも交流できるので良い機会だと思って役員をやったし、地域の子ども会も人数が少ないと聞いていたので、知り合い同士で役員をやり、会長もやった。子ども会は役員をやりたくないばかりに逃げ回った末に、いよいよ役員を逃げられなくなると子ども会を退会するという人もいたが、もう、そういうもんなのだから、逃げ回るよりもある程度楽しんでやるしかないと思っていた。

面倒な当番を引き受けたくないなら、きちんと「お客様」として扱ってくれる、スクールに行けば良い。サービス業なのだから、すべてやってくれる代わりにお金はかかるが、何もする必要はない。

そもそも、そういう仕組みだと思うのだ。

誰かがやればいい、と全員が何もしなかったらどうなるか?

だからこういうサークル活動的なものは、何事もなく回っているように見えても、必ず誰かが回してくれている。自分がやらなくても誰かがやればいい、と全員が思っていたら、誰もやらないから機能しない。そもそもサークルとか立ち上がらない。

自分だけ良ければ他の人は関係ない、とか、「いつも、ありがとうね。」という割には絶対に役員は拒否するとかの人の裏には、その負担をかぶってる人の存在が必ずある。

自分が作業をしないにせよ、誰かが陰で時間を使ってやってくれていることを知っておく必要があると思うのだ。

パソコンを使う作業が苦手、とかそういうことも、確かに年配の方は苦手なことが多いのは理解できるが、だからって全部わかる人に丸投げで「わかんなーい」と言ってればいいのか?とモヤモヤする。

ある資料を印刷するのに、パソコンが苦手な人が多く、USBメモリを読める人がいないので私が預かって中身を確認することになった。

資料1冊が50枚近くあるので人数分印刷が難しく、パソコンデータのファイルを送りますと言ったら、「印刷の仕方がわからないんだけど?」とキレ気味に言われた。

分からないのは仕方ないが、なんでわたしがキレられるのかわからない。

パソコンが分かるから、パソコン周りのことはやるのは良いが、じゃあ、ほかのことは他の方がやってくれるかというと、そういうわけでもない。なぜか「若い方にお願い」で終わってしまう。

老人ファーストな世の中に疑問

比較的年配の方が多いので、わたしは若い方にはいるのだろうが、若い方よろしく、と言って小間使いにされている気がする。

なんか今の世の中、老人ファーストすぎやしないか。

コロナでもなんでも重症率を老人を守るために学校が休みになって、子供の大事な青春時代が失われているのに、なぜかシニアの皆さまは楽しく公園でゲートボールしてたり、介護サービスはコロナ禍でもまったく停止しないで通常運転だ。そりゃ停止したら大変なんだが、学校が停止しても同じくらい大変だ。

政治を老人がやってるし、選挙も老人しか行かないからそうなるのだろうが、もうそろそろ次世代を担う人材を育成すべく、下の世代にも目を向けて欲しいものだと思う。

そんな中でも、自分ができること

そんなこと言っても、私が出来ることは限られている。

ちっぽけすぎて、やっても無駄かもしれないが、文句だけ言うのは嫌いだ。

とりあえず、せめてわたしの息子には、わたしが老害でふんぞり返ってる姿を見せないことと、ちゃんと選挙に行くこと。あとはこうやって自分の考えを書き記して発信することくらいだ。

もうこの禍をはじめ、いろんな場所で、理解不能で矛盾みたいなことばかり見せつけられてきてうんざりだが、小さくてもできることからやって行こうと思う。自分の足元から、自分の世界を変えていくしかないのだ。

とりあえず、今日は土用の丑の日。
うなぎを食べて元気を出そうと思う。

今日もお読みくださりありがとうございました!

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