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地球と日本とわたしを解放する旅3

6ヶ月ぶりに参加したマテウスの儀式は、
想像以上に参加者が多かった。

自分の席を確保し、わたしは儀式の始まる直前まで外の芝生の上で寝転んでいた。

戻ってみると両隣はギュウギュウ詰めで、
左側には、(服装とおしりのサイズが)
ザ・ブラジル人のお姉さんが🤣

そして右側には前回、豪快に吐き散らかしていた🤣あのおじさんが😱

席を調整して少し離れたのでホッとしたけど、開始早々おじさんのすごい声が気になって仕方なかった…😅😳

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また始まった…
身体が痺れグニャりとなる頃、
わたしはいつもここに来たことを後悔する。

今回は半年ぶりだったこともあり、 アヤワスカがどんな感じだったのか忘れてしまっていた。

今回は早く飲み過ぎたのか、
(いつもは時計回りか反時計回りで順番に取りに行くのに、今回はバラバラだった。深い意味はないけど、人が途切れた隙にもらいに行ったのでちょっと早かった。)
身体が痺れ始めてから歌が始まるまで、
時間が長く感じ、歌が始まる頃にはすでに少し覚め始めていた…

今回はいつもに比べて効きが早く軽かった。暗闇の中、浅い眠りのような時間が過ぎた。

マテウスの儀式は無音、暗闇の時間が続いた後、どこからともなくインディオの歌が静かに湧き上がって来る。

久しぶりに聴いた歌はやっぱり素敵だったけど、わたしはその時すでに自分がアヤワスカのエネルギーの中にいないことを感じていた。

そして2回目のアヤワスカに呼ばれた時、
珍しくすぐにコップを持って立ち上がった。

わたしはかなり弱いので、
いつもは1回しか飲まないことの方が多い。

マテウスはわたしが来たことに、
驚いた様子だったけど、ヒカルドも見守る祭壇の前で、わたしは受け取ったアヤワスカを一気に飲み干した。

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2回目のアヤワスカは、
1回目より少ないような気がしたけど、
確実にさっきより深くアヤワスカと繋がれた。

(いつものパターンだけど)
かなり長い間、音に合わせて自分の中でアヤワスカが動くのを感じていた。でも今回は特に何かが見えるとか何かを感じるということはなく、ただそれだけだった。

(隣のおじさんは時々スゴい声を出して、吐き始めたと思ったら、外に飛び出してまた豪快に吐き散らかしていた。そして後半は寝てしまった。左隣の彼女もとても張り切ってたように見えたのに、すぐに寝てしまった。)

それでも尚、
わたしは何で来ちゃったんだろう…
といつものように軽く後悔していた😅

(これもいつものように)
第1幕の後半かなり経ってから、いつものように悲しみや苦しみが入ってきた。

いつものようにそれに飲み込まれそうになったことに気付き、わたしはすぐに今朝のヒカルドとの車の中での会話を思い出した。

そして「今日は出来ない。今日はわたしのために動いて欲しい」と言って、すぐに意識を切り替えた。

すると今度は、音楽のエネルギーと共に幸せと愛が満ち溢れた。そう!これ!わたしはこれが欲しいんだ。

悲しみも苦しみも果てしがない。それをどうにかしようとするより、そこをどうにかするためにも、わたしは幸せと愛の方に行きたいんだ。

そんなことを数回繰り返しただろうか…

そのうちにふと気付いた…地球は封印されてるんだ。その封印を解いてエネルギーを解放させればいい。

あ、わたしがそれを持っている。わたし自身が鍵であり、わたしがそれを開くと決めることで封印は解ける。

わたしは日本の瀬織津姫のエネルギーを思い出していた。これは地球もそうだし、日本もそうだ。

わたしが地球と日本の封印を解く?そんなだいそれたことを…と思いつつも、最近知った2%のことを思い出して、そういうこともあるかもしれないと思った。

そして何か木の棒みたいなモノを自分の心臓に当てるイメージが浮かんだ。

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第1幕も終盤の頃、わたしはふらつく足取りでティピの外に出た。そしてトイレに行った。

ティッシュを捨てたかっただけなので、便器の中にティッシュを投げ入れフタを閉めた。

その瞬間はっとした。
そうだ!閉めればいいんだ。いつまでも悲しみや苦しみを引きずってたら終わりがない。

フタを閉めて次に行こう!

それからティピの外に立っていたら、イザベラがいた。彼女はふらつく足取りで出ていったわたしを見守ってくれていたのだと思う。

彼女は手に大きな羽のついた木の棒を持っていた。それを見てわたしは、これだ!と思った。そして彼女にそれを貸して欲しいと頼んだ。

夜空を見上げると、ひとかたまりになった星の群が見えた。あれはアンドロメダなのだろうか…(アヤワスカは地球のエネルギーではなく、アンドロメダから持ち込まれた陰でも陽でもない、それでいてバランスの取れたエネルギーなのだと教えてもらった。)

わたしが決めてやらなければならない。イザベラに借りた木の棒を掲げわたしは祈りを捧げた。

悲しみ苦しみもキリがないのだ。

それをなかったことにする必要はない。忘れる必要はないのだ。それを抱えてわたしたちはそうじゃない世の中を作ればいい。

トイレのようにフタをして、意識を切り替えよう。その悲しみや苦しみを終わらせるために、次にいかなければならない。

そしてわたしがこの封印を解くのだと、地球を日本を解放するのだと宣言して、わたしはその木の棒を自分の心臓に向けて立てた。

すると、幸せと愛に満たされた世の中のイメージに満たされ、わたしはしばらく泣いていた。

そしてふと気付いた。過去の全てにフタをして次に行く為には、わたしたちは全てを許さなければならないのだ。

過去を誰のせいにも出来ない。
みんなで全てを許して次に行くんだ。
全てを包んで行くんだ。

その後イザベラに促され、わたしはティピの中に戻った。

続く

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