ブラジルで黒魔術48

息子にかけられた「赤い糸の呪い」
気付いてからそれを解くまでの家族の物語。
自分用にメモしていたものを編集してます。

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続き

その日の夕方、
娘が学校から体調を崩して戻ってきた。

話をよく聞いてみると…

学校で友達と遊んでいたら、
靴ヒモがほどけてることに気付き、
結ぼうとしゃがんだ途端、
突然左目に痛みを感じたのだと。

左目は少し赤く腫れていて、
涙が出ていた。
視界が悪くちゃんと見えないという。

とりあえずにがりと塩を入れた水で、　
その目を数回洗った。

他には微熱と頭痛、喉の痛みがあった。
その割には元気で、
すぐにシャワーを浴びて床につき、
翌朝までずっと眠り続けた。

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翌朝はまだ微熱があり、
声が出なかった。
目は昨日より良さそうだった。

学校を休ませようと思ったけど、
本人が行けると言ったので行かせた。

その日学校から帰宅した彼女の顔は、
朝よりも元気そうで目の腫れも引いていた。

でも…娘が言った。

「左目だけスピリチュアルなものが、
見えなくなってしまった。」と…

これも黒魔術なのだろうか。
聞いてみると…本人はそう感じていた。

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彼女の透視力は元々あったのだけど、
広島の山で白蛇に会った時、
その蛇の目をもらってから、
更に強くなっていた。

それが突然、
片方だけ視えなくなったのだ…

視えないわたしが、
彼女に頼り過ぎたのを反省し、
彼女があまり気にしないように、
それ以上目については触れなかった。

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家族で早めの夜ご飯を食べていた時、
わたしは数日前に旦那が言っていたことを、
ふと思い出した。

彼はYouTube で見つけた、
第３の目を開く音楽を聞いていたら、
額がむずむずしてヤバかったと言っていた。

自分で視えたり感じたり出来たら、
娘に頼らずに済むかなと思い、
その音楽を聞いてみようと思ったのだけど、

旦那に聞いてみたいと言ったら、　
彼はおもむろにリビングのTVで検索して、
家族みんなに聞こえるように、
その音楽を流した。

しばらく目を瞑って聞いていた旦那は、
「やっぱりむずむずする。これは強い！」
と言ってそこから離れた。

わたしも目を瞑って聞いていたけど、
特に変化は感じられず…
息子も同じように、
特に変化はなかったようだった。

すると突然、
向こうのテーブルにいた娘が、

「目が戻った！(スピリチュアルなものがまた視えるようになった！」と言った。

続く