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好奇心を信じてみたくなった一日

気がついたら消耗していることってある。
そのときにはもうこんがらがってしまって、なかなか自分でほどけない。そういうときはひとの手を貸してもらってひとつずつほぐしていく。

いま歩いているのは、何度通っても不思議な気持ちになる道。その道をたどって小さな秘密の店に入ると、そこに悩みを打ち明けられるひとがいる。心を心の形のまま机の上に置き、2人で眺め、ふたたび店の扉を開けて振り返ったときには砂のように消えてしまっている。目で見えるものと、目で見えないものとが同じつよさでたしかに存在する場所。

自分が何をしたいのか、どんな気持ちでいたいのか、何をしあわせと感じるのか、基準はどんなものでもいいけれど、ときどきその基準といまの自分を照らし合わせて眺めてみる。足元はときにおぼつかなく、未来のことはわからないけれど、直感を、ときめきを、好奇心を信じてみたくなった一日。

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