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ひとつの節目、終わりと始まり
iPhoneが壊れた。
リンゴのマークがずっとついたままでiTunesも認識してくれない。ショックだ。一日、iPhoneを使わず生活する。iPhoneが使えないと、自分が一日のうちにどれだけiPhoneのことを考えているかわかる。「あれ調べよう…あっ、壊れてるんだった」をいったい一日のなかで何回やっただろうか。我ながらぞっとしてしまった。
だんだんiPhoneがないことに慣れていくうちに、心がおだやかになっていることに気がつく。ああ、不調の原因はiPhone依存にもあったんだなあと理解して、暮らしを変えようと決意する。でも、決意はすぐになし崩し的に失われることを知っている。
Apple Storeへ行く。ひさしぶりの表参道。なじみのある明治通りの店は、台風のあとのように潰れている。お気に入りの蕎麦屋も更地だ。
決意は失われる、けれどわたしは、自分の意志ではなく環境を変えることで暮らしを変えていきたいと思っている。不必要に自分を責めないためにどうするかを考えるわたしは、前よりも自分の心に寄り添うべく進化しているのだ(!)
進行中の仕事はそれぞれゴールが見えてきて、どんなふうに届けられるのかが楽しみになってきた。入魂の数々、楽しんでもらえるはず。5月末にはひとつの節目がある。終わりと始まり、意識はそこへ向かって進んでいる。
お話を聞いて、それを手紙や、詩や、絵や、目に見える形にすることができたら本当にすてきだ。自分の気持ちがよく見えないとき、他者の言葉で霧が晴れることがある。
— 柊有花 Yuka Hiiragi (@yukahiiragi) April 22, 2021
『花と言葉』はそういうことができればと思って作った。またすこし別の形でできたらいいなあ、と思う。
自分の港のようなものを作りたい。
いつもお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは、これからの作品作りに使いたいと思います。