生きることと作ること
生きること、作ることはとてもむずかしいです。
ああでもないこうでもないと考えながら、ただただ道の途中に石を置いていく感じ。端から見たら確固たる自分があるように見えるかもしれないけれど、揺らがない生き物なんて存在しないのと同じで「ある瞬間に何かがきらりと見えたように感じる」だけに過ぎないと思うのです。
迷いながら置いていった石が、いつか自分を押しつぶしたりすることもあるのかもしれない、その想像は自分の心を苛みそうにもなりますが、作るか、作らないか、つねにそのふたつのどちらかを選び、生きていくしかないわけです。畳に横たわりながら天井を見つめ、そんなことを考える今日一日でありました。
ただ、ときどきふとあたたかいものに包まれる瞬間もあります。
届けた先で商品に対してどんなまなざしが向けられているのかを知ったとき、商品と人、その二者のかかわりのあいだに自分の求めてやまない自由があるのだなあということをしみじみと感じるのです。
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