ゴースト・イン・ザ・シェル を見てきました(ネタバレあり)

『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』をハリウッドで実写映画化…ということで、見てきました。

一言で、眠くならない攻殻機動隊!!

私が攻殻機動隊をどれくらい理解しているのか?と問われたら、ほとんどわかっていない…と思っています(笑)原作コミックス、イノセンス、GHOST IN THE SHELL(アニメ劇場版)、攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX、攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG、攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE…は見た記憶があります。でも内容を全部説明できるほどの処理能力も、凄まじい記憶力もありません(笑)

説明がないとわからないけど、説明部分で寝落ちすることがある攻殻機動隊テレビアニメ『攻殻機動隊S.A.C.シリーズ』に登場するタチコマがお気に入りです。タチコマとは、公安9課の主力となる多脚戦車。9体いてAI搭載なので、それぞれ個性があります。私の目には、青いクマにも見えるデザインで、とても可愛らしいのです。政治的な話とか、その世界では普通のことなのかもしれないけど、現在の日本では普通ではないことをやり取りしているような難解なストーリーが進行中の時は、特にタチコマのシーンに、ホッとしていました。

でも、GHOST IN THE SHELL に、タチコマは出てこない。
私は眠らずに最後まで見られるのだろうか…ストーリーを理解できるのだろうか…と楽しみな気持ちより、不安の方が大きかったです。しかし、予告を見たら、この映像は映画館で見たい!絶対見る!とテンションあげあげに。予告によって不安は打ち消され、公開されたら、なるべく早く見にいこう!とコロッと意識が変わったのでした。ストーリーがわからなくても、視覚的な感動は得られるだろうっていう。視覚的な感動にも重きを置いてないと見に行く動機にはなりませんが(笑)

やっと映画の感想:少佐が可愛い。
少佐(主人公)って本当に人間っぽいところがない印象で。そういうシーンが全くないわけじゃないんだけど、とても少ない。この映画は、他の作品の少佐より子供っぽい印象。スカーレット・ヨハンソンさんの少佐、好きです。適度に冷たい感じが、日本語吹替版の田中敦子さんの声とも違和感がなくて、驚きました。もっと違和感があると覚悟していたので(笑)
私が惹かれたのは、少佐とオウレイ博士、少佐とハイリのシーンです。二人とも今回の映画のオリジナルキャラ(のはず)。オウレイ博士は義体化後の母、ハイリは義体化前の母という印象。ここで言う母は、血のつながりは無視しています。ハイリは義体化前の母なので、わかりにくいとは思いますが…。少佐に対して母性が発動しているかどうか、そして少佐がその母性を受け入れ、信頼しているからこそ反抗期の子供のような態度が取れるのではないか?と。このふたりの前では、子供っぽくて少佐が可愛いのです。攻殻機動隊らしさは、感じないエピソードではあるんですけどね。タチコマの可愛い成分を、少佐に振ったのかなと。アニメの攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第25話「硝煙弾雨 BARRAGE」のバトーさんとタチコマの話に近い印象。そんなわけでラストに近くにつれ、攻殻機動隊ではない、面白い映画を見ているような不思議な感覚に。

街が、3D広告などで溢れていて、派手で楽しい!
Blu-rayが出たら、細かいところをゆっくり見てみたいと思っています。アジアで漢字を使ってる国に住んでる人は、特に楽しいかと。そういえば、カタカナの看板の「ツ」が逆になっていたような。日本語看板の単語の選び方が、わかってるなーって思いました。台湾に旅行に行ったからわかる、単語選びの絶妙さ(笑)予告でも、チラッと写っているけど「高級ホテル」って思い切った表示だなって。横浜のみなとみらいあたりかお台場風だったり、台湾の夜市っぽかったり、知ってるようで知らない景色は見ていて、とっても楽しいです。

猫が出てくる!
犬しか出てこないんだろうな〜(イノセンスじゃなくてイヌセンスだ〜って言ってたくらい犬の印象が強いのです)と思っていたら、ハイリが猫を飼っていました。猫だ〜!って何故かテンションがあがりました(笑)

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