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削ってよかった暮らしのモノ 2023

プロダクトマネージャーの性なのかなんなのか、使われない機能は削りたいですし、削られた状態には一種の美学があるとも思います。

これは日常生活においても同じで、ユースケースをより鮮明に理解しているからこそ、よりこれに合致したモノを選択したい欲求があります。

そこで今回は「買ってよかったモノ」ではなく「削ってよかったモノ」というテーマで今年を振り返ることにしました。

なお、記載しているものは全て2022年に購入し、2023年を通じて利用した上で十分であると検証したモノのみとしています。


家電関連

冷蔵庫の自動製氷機

メリット
・自動製氷機の掃除が不要
・冷凍庫が広い

デメリット
・自動製氷機なし冷蔵庫の選択肢が非常に少ない

自分の生活において、自動製氷がほしいほど氷を使う頻度は高くない。
にもかかわらず自動製氷機の掃除はそこそこ面倒だし、それよりも冷凍食品をたくさんストックしておきたい。

もちろん氷を一切使わないわけではないので、以下で代替をしている。

  • 麺をしめるなどの用途 → アイストレー

  • 飲み物で使う氷 → スーパーのロックアイス

ロックアイスのほうが断然飲み物も美味しく感じるのはなぜでしょうね。

炊飯器の保温機能

メリット
・保温機能付きと比較して安価
・単純においしい
・部品が少なく洗うのが楽

デメリット
・1,2時間くらいの時差で食事をとる家庭には不向き?

家電量販店で高級炊飯器含めた食べ比べが出来る機会があったのですが、シンプルに味として自分の好みだったのがバーミキュラライスポットでした。

これには保温機能がついていないのですが、

  • 炊きたてが一番美味しいので、基本的には食べる分だけ炊く

  • もし保存する場合も、炊きたてを急速冷凍するのが一番良い

という理由もあり、

「ご飯が炊けたら、冷凍の小分けまで含めて一緒によそう」

というプチルールを課すことでOKとしました。

結論、購入から2年弱となりますが面倒と感じることはありません。

今までも長時間の保温はしていなかったので、後回しにしたいという気持ちさえ整理できれば特に面倒が増えたわけでもないですしね。

住宅設備関連

浴室乾燥機

メリット
・安い(設置工事は20万超え, 除湿機は2万程度)
・風呂上がりの湿気なども気にせずいつでも回せる
・風呂場以外でも利用可能

デメリット
・除湿機の収納場所が必要

基本的にはドラム式洗濯機に乾燥を委ねる生活をしているものの、どうしても対応していない服も一部含まれてしまいます。

外干しがとにかく嫌だったため、過去住んでいた物件では全て浴室乾燥機付きを選択していました。

そのため、リノベをすることになった今回も同じく付けるつもりでいたのですが、担当者の方から

「正直、収納場所も取れますし除湿機でいいと思いますよ」

という提案を頂き、「なるほど」と乗ってみることにしました。
結果としては大正解で、

  • 風呂の時間を気にせず乾燥が回せる

  • 場所を問わず乾燥が出来る

などの利点もありました。

なお、利用する度に移動させる必要はあるのですが、以下のような台車と合わせて収納しておけばこのデメリットは解消出来るのでオススメです。

ガスコンロのグリル

メリット
・グリル分の収納場所が増える (拡張出来ない場合もあるので注意)
・かっこいい (個人差あり)

デメリット
・グリルを使わない人に限る
・特に安いわけではない
・高火力を求める場合には非対応となる

「ドロップインコンロ」と呼ばれるタイプのコンロです。

魚を焼いて食べるといった暮らしのタイプではないので、私の人生においてグリルの出番はありません。代替手段もありますしね。

なお、ドロップインコンロはグリルが無いから安いなどはなく、同じかむしろ高い水準になります。

だったら付けておいても…と思うかも知れませんが、グリルをなくすことで、その場所は収納スペースとなります。

そのスペースを買ったと思えば安いものではないでしょうか。
(業者によっては収納スペース化に対応していない場合もあるので要注意)

トイレのタンク

メリット
・水回りが減り、掃除が楽
・タンクレストイレと比較して停電時でも利用可能

デメリット
・こればかりは完全に好き好みの世界ですね

トイレは以下のようにバリエーションがあり、こだわりだすと案外難しいものです。

  • タンク有り

    • 手洗い付き → 広く普及している標準的なもの

    • 手洗い無し → 今回の話

  • タンク無し (必然的に手洗いは別, 停電時に使用不可)

個人的にはトイレに大したこだわりはないのですが、

  • 掃除の観点から部品は少ないに越したことはない

  • 災害に弱いものは嫌

という基準から、標準的な「タンク有り, 手洗い付き」ではなく、「タンク有り, 手洗い無し」を選択しました。

リノベ業者の方曰く、トイレと洗面室が隣接していることが多いので、洗面室に統一してトイレ内には不要という人が増えているんだとか。

個人的には好きなハンドソープも使えるので満足度は高いですが、ここらへんの好みは分かれそうですね。

削れなかったもの

紙の書籍

ポータビリティの観点から電子書籍が優位であると今も考えており、何度も電子書籍に全てを統一させようとしてきた過去があるのですが、今年含めて幾度となく失敗を重ねてきました。

どうも紙の書籍で勉強をしてきた脳には、電子書籍だと情報の定着が悪いようです。

踏まえ、現在はおおよそ以下のような使い分けとしています。

  • 電子書籍: いつでもすぐに参照出来るようにする

    • 辞書のように置いておきたい本

  • 紙の本: 突発的に参照したいケースがないもの

    • 仕事と直接的な関係がない本

    • 自叙伝等の読み物系

    • 電子書籍だとレイアウトが崩れてしまう本

紙とペン

iPadのみでの運用に半年ほど挑戦してみたのですが、結論だめでした。

  • 電子書籍と同じように、紙とペンで勉強してきた脳にはどうも定着が悪いように感じる

  • 電子書籍を読みながらの場合、iPadがバッティングしてしまう。スプリットビューによる狭い領域 or アプリの切り替えによる思考の断絶のどちらかのデメリットが生じる。

  • 検索含めたとしても、過去のメモへのアクセシビリティが現実空間に自由に配置できる紙に劣る

  • iPadは電池が切れる (習慣の問題ですね…)

自分が手書きをするケースとしては、あくまで思考を吐き出すためだけでしかありません。
そのため、メモに対して特に高度なことも求めませんし、そのままMiroやNotionに起こせるような精度でもないため、結局は紙とペンに返ってくる事になりました。

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