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世界有数のデスティネーション「比類なき美しい国、モナコ」で、別格かつユニークな旅を!

紺碧の空と輝く地中海、人々を明るく照らす太陽。「リヴィエラの真珠」と称され、世界中の人々を魅了する究極のラグジュアリーが待つリゾート地、それが「モナコ公国」です。

モナコ公国の面積は202ヘクタール(2.02平方キロメートル)で、皇居の約2倍の広さ。世界で2番目に小さい国です。気候は一年を通して温暖で、太陽の日差しに恵まれた地中海性気候で、夏は湿度が低く、冬は暖かいのが特徴です。年間300日以上が晴天に恵まれ、平均気温は16.3度と比較的過ごしやすくなっています。

公用語はフランス語ですが、国際的な土地柄から、一般にイタリア語や英語も話されています。伝統のモナコ語も方言として使われ、学校では必修科目となっています。

ここで、モナコの歴史について触れておきましょう。古代から、モナコの地形は天然の良港に恵まれ、原住民の避難場所として、後には東方からの航海者のための指針として役立ってきました。モナコに最初に定住したのは、紀元前6世紀に原住地であったイタリア・ジェノバから移住してきたリグ―リア人であったと言われています。紀元前2世紀から5世紀にかけて、古代ローマ時代にはローマ人が移住するようになりました。

現在のモナコ公国の国境線は、1861年から設定されました。カジノ建設を起源とするモンテカルロ・ソシエテ・デ・バン・ド・メールは、シャルル3世により1863年に創立されました。

1922年、皇太子ルイ2世が王位を継承しました。彼の統治下で、1933年モナコの法医学委員会が設立され、1949年のジュネーブ諸条約のベースとなる概略を考案した一方で、1948年7月8日に、公国は世界保健機関(WHO)の一員となります。

1949年、皇太子レニエ3世が王位に就きました。彼の治世は50年間続き、公国を最も大きく変化させるものでした。政治、外交、国際関係、経済、社会分野だけでなく、教育、スポーツ、ヘルスケア、科学、文化、コミュニケーション分野においても、3代前の統治に遡って続けられている様々な活動を集中化し、多様化したのです。1962年には彼は新憲法を公国に公布、1993年にはモナコは国連の加盟国となります。2005年、アルベール2世大公が即位し、現在に至ります。

モナコ政府観光会議局が展開する新しいプロモーション・キャンペーン 「Like Nowhere Else」


モナコ政府観光会議局は、昨年、新しいプロモーション・キャンペーン 「Like Nowhere Else」 を発表しました。このキャンペーンは、旅行者やイベント主催者の皆様に、"Like Nowhere Else"(比類なき場所)“を提供するというマニュフェストでもあります。

このキャンペーンメッセージに込められた通り、モナコは世界有数のデスティネーションであり、滞在中には別格かつユニークな地であることを実感できます。高品質なインフラや徹底された治安の良さ、年間を通して開催される国際イベントの充実度、さらには一流の芸術文化など、わずか2平方キロメートルの公国内で多彩なサービスを提供しています。

ここモナコでは、観光客の方々が象徴的なスポットを訪れることで印象に残る体験と、渡航地における新しい価値を見出すことができます。そのような場所は、他にはないと言えます。

モナコ政府観光会議局局長のギィ・アントネリ氏は、「この新しいキャンペーンにおける私たちの目標は、必要な場面でのパーセプションチェンジをもたらすことであり、そのためには公国の環境とイノベーションに焦点を当てた変革の精神に重点を置きながら、モナコブランドが誇るエクスクルーシブネスと革新性、リーダーシップという価値観を世界に広げていくことです」と述べています。

モナコ政府観光会議局主催「比類なき美しい国、モナコ」セミナーおよび昼食会

(左から)モンテカルロ・ソシエデ・デ・バン・ド・メール日本代表 伊藤宏和氏、モナコ政府観光会議局 日本事務所 シニアマネージャー 横山恭子氏、駐日モナコ公国 特命前権大使 ディディエ・ガメルダンジェ閣下、モナコ政府観光会議局 日本事務所 ディレクター シルベスタ典子氏、フェアモント モンテ カルロ レジャーセールス部門マネージャー 伊藤孔志氏 

2024年6月4日(火)に、東京駅の目の前の超高層ビル「東京ミッドタウン八重洲」の40Fから45Fまでのフロアに展開するホテル「ブルガリホテル東京」にて、モナコ政府観光会議局主催「比類なき美しい国、モナコ」セミナーおよび、イタリアを代表する三ツ星シェフ、ニコ・ロミート氏が監修するコンテンポラリーイタリアンの立食ビュッフェの昼食会が開催されました。

モナコ政府観光会議局 日本事務所 ディレクター シルベスタ典子氏

セミナーにおいて、モナコ政府観光会議局 日本事務所 ディレクター シルベスタ典子氏は、次のように語りました。

「世界でも抜きん出たブランド力のあるラグジュアリーディスティネーションであるモナコ、こちらの観光局という大役を担いまして、この8年間本当にラグジュアリーとは何かということを見つめることがとても多くなりました。

特にパンデミック以降は、様々な形でラグジュアリーというのが問われることになりました。では、旅をするときに本当に豊かな旅というのはどういうことでしょうか? 旅をする人がその土地の文化や自然を満喫できること、旅をする人が環境への配慮がある土地を選べること、そして心が満たされること、思いっきり贅沢ができることなど、色々考えられると思います。

では、豊かではない旅というのはどういう旅でしょうか? 観光で観光地の自然が破壊される、観光で人々が住みにくくなるーつまり旅をする側も、旅人を受け入れる側も、お互いにバランスをよく保てることが重要だと考えます。

先日、ある国ではオーバーツーリズムが理由で、これ以上新しいホテルをつくることが禁止されました。このように、色々な事情があり、その国が観光に力を入れるか、国内も海外もそうですが、そのバランスをとっているお手本のような国がモナコではないかと考えます。

モナコは、19世紀にヨーロッパの富裕層がリゾート地として認めて、そしてどんどん発展してきたというふうに言われています。なぜモナコに来てほしいのか国のリーダーが考えて、国民がそれに寄り添い、ともに観光業を支えていくという覚悟がある国だというふうに考えています。

2025年には「大阪・関西万博」にモナコのパビリオンも出ます。そして2026年は、日本との外交関係樹立20周年を迎えます。ですので、モナコを日本でますます盛り上げていきたいなというふうに思っています」。

モナコ政府観光会議局 日本事務所 シニアマネージャー 横山恭子氏

また、モナコ政府観光会議局 日本事務所 シニアマネージャー 横山恭子氏は、モナコが他とは違う理由5つを、次のように述べています。

「今年発表されました「European Best Destinations 2024(ヨーロピアン・ベスト・ディスティネーション 2024)において、500以上のディスティネーションの中から、モナコが第2位に選出されました。これは、美食、文化、スポーツ、ナイトライフ、ショッピング、スパなど、様々な魅力が小さい国に融合されていることが評価された結果です。

何と言っても第1に、モナコは安心安全を誇る国です。わずか2平方キロメートルの国土に、800人の警察官の方がいるんですね。人口当たりの警察官の数は世界で一番多いと言われています。至るところに防犯カメラも設置されていて、道で何か困っていたり迷っていたりすると、いつの間にか警察官の方が話しかけてくるという光景がよく見かけられます。なんとこの警察官の方は、英語の研修を受けたり、観光局で観光ガイドができるような1日研修などを受けられているそうです。さすがホスピタリティを誇る国であると思います。

他と違う特徴の2つ目として、国全体がレスポンシブル・ラグジュアリーな国となっています。過去100年にわたって、環境を考えた革新的な技術開発を支援しています。例えば、陸海空の未来の乗り物への技術開発の支援、米国のベンチュリオートモービル社の電気自動車の本拠地が、モナコの方に置かれています。また、ソーラーインパルスの世界一周、水素性エナジーオブザーバーの、フランス各地を回って、最終地モナコに寄港するまでの支援といった、各目的を達成するための取り組みを代々行っていました。

3つ目の他にはないことは、モナコは地中海に面していて、フランスに囲まれています。イタリアの国境までも約20分ほどで行くことができます。安心安全なモナコを拠点として、1日で3カ国を満喫できるというのも他にはない特徴だと思います。

そして4つ目の他にはない特徴は、面積当たりのミシュラン星の数が世界で一番多いと言われています。例えば、モナコで唯一のミシュラン三ツ星のオテル・ド・パリ・モンテカルロの「ル・ルイ・キャーンズ‐アラン・デュカス・ア・ロテル・ド・パリ」や、その革新的な料理のスタイルでミシュラン二ツ星を獲得した「ル・ブルー・ベイ マルセル・ラヴァン」、オテル・ド・パリ・モンテカルロ8Fの地中海を見渡せるパノラマレストランの「ル・グリル」、ホテル・メトロポール内にある、フレンチ・リビエラで唯一ミシュラン一ツ星を獲得した日本食レストラン「ヨシ」などがあります。

最後の他にはない特徴の5つ目は、多彩で豊富なアクティビティが可能なことです。モナコは暖かい国のイメージが強いと思うのですが、なんと1時間半から2時間弱でフランスの山岳リゾートでスキーを楽しむことができます。12月から4月ぐらいまでは滑ることが可能なので、スキーをした後にホテルに戻って、ホテルのプールでスイミングを楽しんでいただくこともできます。

そして芸術鑑賞も楽しめます。パリ・オペラ座のシャルル・ガルニエ設計のモンテカルロ・オペラ座。山田和樹さんが芸術監督、音楽監督を務めるモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団、そしてモンテカルロ・バレエ団は、日本人の小池ミモザさんがプリンシパルを務めています。このように世界一流の芸術に触れていただける場所かと思います。

そして、大公宮殿ですね。現在もアルベール2世大公のファミリーが住まれている宮殿で、夏場に一部が一般公開されています。何世紀にもわたって蒐集した家具や調度品など色々とご覧いただけるんですが、その中でもルネサンス時代に遡るフレスコ画の鑑賞がおすすめです。そして、毎日11時55分から宮殿前で衛兵交代式も開催されています」。

また、セミナーでは、1864年創業の伝統的な5つ星ホテル「オテル・ド・パリ・モンテカルロ」が紹介されました。カジノ・ド・モンテカルロの目の前といった素晴らしいロケーションと、F1グランプリのレーストラックを臨める絶好の立地で、古くから多くの著名人、そしてモナコを訪れるゲストの方々から愛され続けています。

同じく5つ星ホテルの「ホテル・メトロポール・モンテカルロ」は、高級ブティックやカジノからすぐのモナコの中心地「ゴールデンスクエア」に位置し、「優雅さ」「親密さ」「グラムール」という3つのキーワードで表現されるホテルです。

1928年創業の5つ星ホテル「モンテカルロ・ビーチ・ホテル」は、全40室、全室オーシャンビューのホテル。1930年代のリビエラ黄金期のエスプリが効いた、モダンとエレガンスが融合した隠れ家的ホテルです。

「フェアモント・モンテカルロ」は、モナコの中心地に建つ、ヨーロッパ有数の規模を誇る4つ星リゾートです。開放的なテラスとルーフトップが魅力で、刻々と表情を変える海にせり出すように建っており、客船を模したデザインからも「地中海の宝石」と呼ばれるモナコの魅力を存分に堪能できます。F1グランプリで、コース最大のヘアピンカーブ、フェアモントコーナーを目の前にしているのも特徴です。

以上、「比類なき美しい国、モナコ」についてご紹介しました。先にも述べた通り、モナコは世界で2番目に小さな国ですが、たくさんの観光スポットが集結しています。ビーチや公園などの地中海の大自然、そして一流レストランの数々、博物館や美術館、カジノが複数あります。

家族旅行であれば、海洋博物館の地下にある水族館や、フォンヴィエイユ地区にある動物園がおすすめ。カップルは、オペラ鑑賞の後に、ミシュランの星付きフランス料理のレストランで、一生思い出に残るデートはいかがでしょうか。女子旅ではショッピングや、マルシェでの暮らすように体験するカフェでの食事、スパ体験なども特別感があります。F1コースをレンタカーで走るのは(もちろんフェラーリも可能です)、男性に人気のアクティビティです。非常に安全な国なので、一人旅でも安心して散策できます。

ぜひ、魅力溢れるモナコを満喫するために、モナコ旅を計画してみてはいかがでしょうか。

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