【読書録】原田マハ短編集のすすめ

これも、ちょっと前に読んだ本ですがおすすめの2冊があります。

「星がひとるほしいとの祈り」

「独立記念日」

どちらも、原田マハさんの短編集。前に「楽園のカンヴァス」を徹夜で読んでしまった事件について、noteに書かせてもらいましたが小説は面白ければ面白いほど途中で止められないんですよね。

基本、小説は後半が面白いものです。もはや、後半100ページとかになると、1時間くらいで読めるんじゃないかという無敵モードに入ってしまい、気がつけば2時間、3時間平気で立ってしまいます。

小説を読んでいる間、半分その世界に入ってますので、他のことしている間も気になってしまうんですよね。笑(え?入りこみすぎですか!?)

恋愛なら、小説の中の主人公になりきって恋をしてしまうし。推理小説なら自分が事件を追っているかのように、あの子は大丈夫か?と心配が離れない。だからね、小説は少し時間に余裕があるときや、大きな仕事を抱えていないとき限定の、ご褒美的な時間なのですね〜。

でも、たまにリフレッシュに読みたいときがある。

そんなときに、おすすめなのが短編集。1つ1つの話は、完結していて長くないので、1日1話読んでも他のことに影響がありません。少しの時間だけ、違う世界に入り込んで、楽しむことができます。

中でも、この2冊は心があったかくなる話が多いのでおすすめです。

「星がひとるほしいとの祈り」

私は、この短編集の帯にノックアウトで買いました。

“人生の節目に読み返したい一冊です” 

”心に迫る珠玉の7編” 

“救いの物語”

ね。気になりませんか??

それぞれ、主人公も、設定も全然違う話が7つ載っているのですが、空気感は似ているんですよね。人生とは?的なことを、心があたたまる感じで考える話というか。1人1人ドラマがあり、大事な人生なんだなということが、説教じみた感じではなく伝わる話というか。そんな短編集です。


「独立記念日」

こちらの帯には、

”昨日までの私にサヨナラできる一冊”

と書かれていました。これも気になりますね。”独立”という言葉は、何から誰が独立するのかはそれぞれ違っていたりするんですが、前を向きたくなる話が多いです。頑張りたくなるというか。

それも、熱すぎず、あったかく伝わる話ばかりです。


緊急事態宣言が関西も発令されることがきまり、外出を控えて家にいることがみなさま多くなるんじゃないかなと思うんです。人に会わないと、なんだか沈んだ気持ちになりますよね。

ぜひ、短編集で心を満たして、このご時世を一緒に乗り越えていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?